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花也の染の着尺(小紋)「彩色・紐に鈴」の帯合わせ

第四千百六十四回目は、花也の染の着尺(小紋)「彩色・紐に鈴」の帯合わせです。


今日は龍村の光波帯を合わせてみました。値段も使い勝手も優秀な帯ですから、もっと売れても良いんじゃないかと思っています。

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いちばん上の写真は、龍村の光波帯「吉祥狗子文」を合わせてみました。中村芳中ですね。

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写真2番目は、龍村の光波帯「獅噛鳥獣文」を合わせてみました。京都高台寺に伝わる豊臣秀吉が来たとされる陣羽織に取材したものです。絹製でペルシア付近で織られたものとされ、本歌は黄色です。

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写真3は、龍村の光波帯「日野間道」を合わせてみました。

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写真4番目は、龍村の光波帯「糸屋輪宝手」を合わせてみました。堺の豪商、糸屋が所蔵していたころから「糸屋輪宝裂」の名があります。

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写真5番目は、龍村の光波帯「花鳥梅花文錦」を合わせてみました。正倉院御物の裂の中でも遺品が多く、デザインも何となく和風を感じるので国産といわれます。

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写真6番目は、龍村の光波帯「葡萄唐草文錦」を合わせてみました。正倉院御物には多くの葡萄唐草文がありますが、その中でももっともデザイン的に完成度が高いと言われるものです。

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写真7番目は、龍村の光波帯「咸陽宮鱗文」を合わせてみました。咸陽宮といえば秦の始皇帝の住まいですが、そんな時代の裂があるはずがありません。これは細川家が所蔵している咸陽宮を描いた絵の表装に使われていた裂という意味です。
[ 2018/07/11 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

龍村の名古屋帯「騎映」の帯合わせ

第四千百六十回目は、龍村の名古屋帯「騎映」の帯合わせです。

今日は染めの着尺に合わせてみました。

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いちばん上の写真は、野口の更紗の着尺を合わせてみました。エキゾチック系の帯なので、着物もエキゾチックということで、更紗を合わせてみました。配色としては茶色と黄緑は、木の幹と葉のようでもあり、春になって土から草が生えるようでもあり、人の心に逆らわない組み合わせだと思います。

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写真2番目は、千切屋治兵衛の着尺を合わせてみました。実際に制作したのは大和さんです。これもエキゾチックどうしということで、更紗を合わせました。

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写真3番目は、野口の動物模様の着尺を合わせてみました。インドネシアのバティックから取り出した動物柄で、更紗の仲間ですね。

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写真4番目は、野口の短冊模様の着尺を合わせてみました。帯の四角い枠にシンクロさせてみました。

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写真5番目は、野口の着尺を合わせてみました。これも帯の四角い枠にシンクロさせてみました。

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写真6番目は、玉那覇有公の紅型の着尺を合わせてみました。紅型というのは、もっとも帯合わせが難しい着物で、買った人の多くが悩んでいます。なぜ合わせづらいかというと、色が多色であるとともに、顔料のため色自体が不透明で強く、さらに余白がないからです。

それに合う帯は無地しかないですが、無地の織物は組織が単純で価格が安いため、価格の高い紅型に見劣りするような気がするのです。帯合わせは値段を合わせるわけではないですが、人の心は本来俗なものですからね。

今回の帯は、龍村という紅型のありがたみに負けない権威あるブランドですし、無地ではないですが模様の周りに余白があって、模様どうしが直接接しないから合うと思います。

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写真2番目は、宮城里子さんの紅型の着尺を合わせてみました。
[ 2018/07/07 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

龍村の名古屋帯「騎映」の帯合わせ

第四千百五十九回目は、龍村の名古屋帯「騎映」の帯合わせです。

今日は付下げに合わせてみました。エキゾチックなテーマの帯ですが、合わせる付下げもエキゾチックな方が合うのでしょうか。それとも和風の方が面白い取り合わせになるのでしょうか。

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いちばん上の写真は、大羊居の付下げ「花唐草」を合わせてみました。唐草文というのは、和か洋かというよりもユーラシア大陸に普遍的なテーマです。

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写真2番目は、野口の付下げ「取り方琳派草花と花瀬風景文」を合わせてみました。実際に制作したのは橋村重彦さんです。斬新な取り方の中に、琳派の草花文と自分の工房がある京都郊外花瀬の風景を取り込んだものです。

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写真3番目は、花也の付下げ「取り方橘と楓文」合わせてみました。墨色地に白揚げという無彩色な着物に、茶と金を合わせてみました。意外と配色的に相性が良いです。

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写真4番目は、花也の付下げ「四季花文」に合わせてみました。和でも洋でもない写生的なテーマです。

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写真5番目は、野口の付下げ「染分け更紗文」を合わせてみました。広げた反物の上に普通に帯を載せると、染分けとの相性がわからないので、位置は不自然になっています。

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写真6番目は、花也の付下げ「松皮取り四季花」を合わせてみました。紬地の付下げです。縮緬よりカジュアルな扱いなので、名古屋帯も良いかと。

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写真7番目は、野口の手挿し訪問着を合わせてみました。輪郭線だけが型で、彩色は手彩色です。指定された位置で裁つと、訪問着になります。色違いで複数制作されるため、同様の訪問着より安価です。
[ 2018/07/06 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

龍村の名古屋帯「騎映」の帯合わせ

第四千百五十八回目は、龍村の名古屋帯「騎映」の帯合わせです。

今日は絵羽の着物に合わせてみました。本来であれば、本格的な訪問着には袋帯を合わせるのが普通ですが、今回は名古屋帯でも大丈夫か試してみます。

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いちばん上の写真は、京正の訪問着「暈しに七宝文」を合わせてみました。実際に制作したのは安田です。

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写真2番目は、千總の訪問着に合わせてみました。友禅は部分的で金彩を主体にした更紗模様です。

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写真3番目は、野口の訪問着に合わせてみました。実際に制作したのは橋村重彦さんです。

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写真4番目は、藤井絞の蔦をテーマにした絞りの訪問着に合わせてみました。蔦の模様を全体に絞ったものですが、縫い目でも絞りの模様が合っているという凝ったものです。

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写真5番目は、千切屋治兵衛の訪問着「取り方暈し楓」を合わせてみました。実際に制作したのは、中井淳夫さんです。

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写真6番目は、千切屋治兵衛の訪問着「葡萄唐草」を合わせてみました。実際に制作したのは、中井淳夫さんです。

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写真7番目は、千切屋治兵衛の訪問着「取り方暈し金格子」を合わせてみました。実際に制作したのは、中井淳夫さんです。

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写真8番目は、千切屋治兵衛の訪問着「、深山幽谷」を合わせてみました。実際に制作したのは、中井淳夫さんです。
[ 2018/07/05 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

龍村の名古屋帯「騎映」の帯合わせ

第四千百五十七回目は、龍村の名古屋帯「騎映」の帯合わせです。

今回の帯は、訪問着にも、付下げにも、小紋にも、紬にも合わせようと思っています。フォーマルなイメージの龍村ブランドでありながら、カジュアルなイメージの名古屋帯ですし、フォーマルなイメージの金糸使いでありながら、日本の模様の格式の枠に入らない外人テーマですし、なにより単色で使いやすいですしね。

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いちばん上の写真は、新田機業の紅花紬を合わせてみました。全然紅花の色ではないですが、紅花のオレンジ色の花は水溶性の黄色い染料とその後に出る赤い染料からなっており、それに藍染を加えると、色の三原色が揃うので、どんな色でも出来るのです。

赤い染料を頬紅などとして京都に売っていた時代は、赤い染料だけが商品で、黄色い染料は地元で消費していたために、地元の人にとっての紅花は黄色という話もありますね。

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写真2番目は、真栄城興茂の琉球美絣を合わせてみました。琉球美絣の特長はグラデーションの美しさですが、仮絵羽にするとよくわかります。帯との配色が綺麗だったので選んでみました。

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写真3番目は、秋山真和の綾の手紬を合わせてみました。深緑色の地で、多色の経絣で雨のような模様が入っています。

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写真4番目は、大城織物工場の琉球絣を合わせてみました。グバン(碁盤、格子のことを沖縄では碁盤の模様と考えた。)に緯絣の模様単位をあわせた手縞と言われる、沖縄独特の意匠です。

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写真5番目は、林宗平の塩沢紬を合わせてみました。「古代紬」というネーミングで制作していたころのもので、有栖川錦をテーマにしています。中央の文化である名物裂など真似るよりも、地方らしさを大事にすべきと思う人もいるかもしれませんが、そのような発想は民芸思想以後のもので、「北越雪譜」では「京の錦に負けないものを作る」と書いてあります。地方の良さなんて言うものはなく、対等に勝負しようと思っていたのであって、その当時の精神を作品にしたんでしょうね。

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写真6番目は、久米島紬を合わせてみました。縞です。同系色濃淡を試してみました。

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写真7番目は、かつての重要無形文化財の証紙がある結城紬を合わせてみました。百亀甲の総柄です。
[ 2018/07/04 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)