大羊居の付下げ「此君」の帯合わせ

第三千三百五十九回目は、大羊居の付下げ「此君」の帯合わせです。

大羊居のパートナーと言えば、とりあえず龍村なので一応試してみます。

IMG_94591.jpg
いちばん上の写真は、龍村の袋帯「王朝華映錦」を合わせてみました。平蔵ブランドの「威鎧」は名作として有名ですが、これは「たつむら」ブランドの鎧バージョンで、「威鎧」と同じ手織りによるものです。こちらは六通で振袖にもつかえます。

IMG_96311.jpg
写真2番目は、龍村の袋帯「八つ橋螺鈿錦」を合わせてみました。八つ橋といえば杜若との組み合わせになっているものですが、ここでは筍との組み合わせになってしまいました。龍村自身が、八つ橋の下の風景を杜若が生えそうにない波頭渦巻く海に改作しているので、これでも良いのかと。

IMG_96251.jpg
写真3番目は、龍村の袋帯「騎馬陶楽文」を合わせてみました。イランやシリアで出土するイスラム陶器をテーマにしたもので、筍とも筍の季節とも日本の情緒とも全く関係がありません。人というのは、2つのものがあるとそれを意味でつなげたくなるものですが、帯合わせはモチーフの意味より色や質感の方が大事、ということも多いです。

IMG_96291.jpg
写真4番目は、龍村の袋帯「錦秀遺芳錦」を合わせてみました。平家納経に取材した帯で、反っくり返ったように見える鹿は、福島正則の依頼により俵屋宗達が修復した部分です。タイトルの「錦秀」は「錦秋」に掛けているのかと思われるぐらい宮島は秋のイメージですが、特に秋を示すモチーフはないため使ってみました。

IMG_96301.jpg
写真5番目は、龍村の袋帯「西域舞踊錦」を合わせてみました。大羊居と龍村だ、という高島屋の都合的な意味以外、全く意味の無い組み合わせですが、存在感では釣り合いの取れる組み合わせです。
スポンサーサイト
[ 2016/04/21 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://shirokiyagofukuten.blog.fc2.com/tb.php/988-4e45befd