千總の振袖

第三千三百三十七回目の作品として、千總の振袖を紹介します。

主に百貨店で売っている千總の振袖というのは、もっともわかりやすい日本の着物文化だと思います。これは上の方のランクで、百貨店での参考上代は150万円(税抜き)です。このブログでいつも紹介している中井、安田あるいは倉部にくらべれば技法的には平凡な友禅ですが、長く継続して振袖をつくってそれを日本の中心で売っているだけに、作り方はとても手慣れていて、高級品であっても肩に力が入っていないところはすごいと思います。

私が呉服屋でなければ、会社で昇進して娘の成人式に百貨店で千總の振袖と龍村の帯を買ってやるのを成功の証とするかもしれません。

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いちばん上の写真は全体です。多色で全身にたくさんの模様が付いていて豪華ですが、ごちゃごちゃした印象はありません。色や模様の並べ方がよく整理されているんだと思います。下絵師の力量ですね。力量の無い下絵師が模様と色をたくさん付けると野暮になりますし、ひどい場合は目が疲れて気持ちが悪くなります。

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写真2番目は前姿(マエミ+オクミ)です。多くが刺繍である慶長小袖のモチーフを友禅で表現したものです。

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写真3番目は色白のモデルさんに着てもらいました。

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写真4番目は色黒のモデルさんに着てもらいました。色白でなくても似合います。

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写真5番目はモデルさんたちです。家族に見えますが、血のつながりはありません。というかもともと血がありません。大きいうさぎはいつものポプちゃんとチャツポンですが、小さいうさぎは持ち歩くためのものでモバイルチャツポンといいます。
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