大羊居の付下げ「華折紙」の帯合わせ

第三千三百二十六回目は、大羊居の付下げ「華折紙」の帯合わせです。

今日は帯屋捨松と合わせてみます。今回の大羊居の付下げは地色がしつこいですから、やはりバタ臭いところがある帯屋捨松の袋帯を合わせてみます。

帯屋捨松というのは、西陣の織屋の中でも優れた経営がされています。毎年美大の卒業生を採用しているのでデザインも生きていますよね。ただ、生きている企業というのは、新作が次々できるからネットで安売りもされるなどマイナスの面もあります。私のような商売のスタイルでは、優れた作品が少しあって本人が死んだり破産したりしていないでくれる方が都合が良いです。


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いちばん上の写真は、帯屋捨松の袋帯「ヴィクトリア花文」を合わせてみました。手織りの高級バージョンです。以前は日本で織られていましたが、今は手織りは中国製だと思います。しかし中国の一人っ子が、日本の帯を手織りするために修業するとも思えないので、そのうちそれさえ貴重になるのではないでしょうか。

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写真2番目は、帯屋捨松の袋帯「能衣装写し立沸文」を合わせてみました。これも手織りの高級バージョンです。

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写真3番目は、帯屋捨松の袋帯「唐織松竹梅」を合わせてみました。これも手織りの高級バージョンです。これは西陣手織協会の証紙のある日本製ですが、同じ意匠の中国製も作られていますね。

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写真4番目は、帯屋捨松の袋帯を合わせてみました。「帯屋捨松」のロゴがある標準的な作品です。捨松が得意なペルシア風の華文です。このようなデザインはいかにも捨松ですが、徳田義三に由来するのでしょう。水色地は絹に見えますが、じつは全体の緯糸が引き箔で意外と軽いです。

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写真5番目は、帯屋捨松の袋帯を合わせてみました。籠目文を背景に菊と牡丹を交互に配したものです。これも全体が引き箔でとても軽い織物です。

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[ 2016/03/15 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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