一の橋の訪問着

第三千三百十四回目の作品として、一の橋の付下げ「横段楽器」を紹介します。

今回紹介するのは、横段模様と和楽器を合わせた一の橋の付下げです。制作はもともと中井淳夫さんの下職だった職人さんによるものです。当社を担当している一の橋の社員も元々中井さんの社員だった人で、私の中井さんへの未練をよく理解してくれています。中井さん本人がいないということを除けば中井作品ですね。

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いちばん上の写真は前姿(マエミ+オクミ)です。

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写真2番目は後姿です。

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写真3番目は袖です。

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写真4番目は参考図版です。一の橋が生前の中井淳夫さんに作らせた作品で、おそらく今回の作品の発想の元になったものです。原作では紅白の椿のみという単純でインパクトの強いモチーフが、今回の作品ではいろいろな種類の和楽器という絵画的に鑑賞しやすいモチーフに変えてあります。

また原作ではすべての横段がずれていますが、今回の作品は前姿では横段がつながり、後姿ではずれています。結局、原作は芸術性が高く、派生品は誰にでも親しみやすく実際に着易いということだと思います。
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[ 2016/03/03 ] 友禅 | TB(0) | CM(0)

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