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一の橋の付下げ「琳派梅」の細部

第三千二百九十六回目は、一の橋の付下げ「琳派梅」の細部です。

今日は、各部を近接、拡大してみました。

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いちばん上の写真は近接です。梅の枝という1つのテーマから成る作品ですから、どこもこんな感じですね。

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写真2番目はもっと近接です。

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写真3番目は雲母で加工した部分に出来るだけ近接してみました。2つの梅の花が重なる部分を見ると、くっきり分かれているのがわかります。元絵の光琳の梅の花部分は薄墨で洒脱に描いてあり、その部分を雲母に置き換えているためその置き方は不均等ですが、元絵と違いその輪郭は縁蓋によって厳密にコントロールしていることがわかります。

光琳は心から洒脱に描いているとしても、その作風を写す染色作家は、厳密に洒脱を演出しているのです。縁蓋とはプラスティックのシートを生地の上に置き、模様の輪郭をカッターで切って防染するものです。プラスティックですから完全に防染出来てくっきりした輪郭が演出できるのです。

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写真4番目は雲母で加工した部分の拡大です。キラキラ光る部分が雲母ですが、生地に雲母の粉末を接着する接着剤が必要です。そのために多少ちりめんの生地が変質していますが、手で触って不自然さがあるほどではないです。

img939-thumbnail2[1]
写真5番目は参考図版として、光琳梅の元絵です。今回、雲母で表現されている梅の花は元絵では薄墨です。梅の花のタッチは同じですが、その輪郭は元絵はそのまま自然なのに、今回の作品はくっきりしています。
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[ 2016/02/14 ] 友禅 | TB(0) | CM(0)

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