龍村の名古屋帯「風華」

第三千二百八十六回目の作品として、龍村の名古屋帯「風華」を紹介します。

インド更紗に取材した作品です。木綿の染物である更紗裂の意匠だけ借りて、西陣の織物で表現していることになります。元のインド更紗では、このような意匠は大きな更紗裂の縁取りの連続する模様として使われていることが多いです。その部分を主役にしてお太鼓に持ってきているんですね。

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写真いちばん上はお太鼓です。

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写真2番目は腹文です。お太鼓の上下に使われている装飾模様ですが、腹文では縞更紗のように配されています。黄色の地色が効果的です。

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写真3番目は裏側です。裏を見ると渡り糸が多くあります。模様は絵緯糸で表現されていて、糸の量からかなり複雑であることがわかります。全く金糸が使われていないので、紬や小紋に合わせることを想定して企画された帯のようです。

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写真4番目は参考図版で、帯屋捨松の八寸の名古屋帯です。他社にも似たような作例があり、西陣では人気の意匠のようです。
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[ 2016/02/04 ] 西陣・綴 | TB(0) | CM(0)

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