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藤井絞の辻が花系の絞の名古屋帯の帯合わせ

第三千二百八十五回目は、藤井絞の辻が花系の絞の名古屋帯の帯合わせです。

この帯は紬に対して合わせやすい、とくにグレーの縞のような無表情な紬に対して相性が良いと思います。しかし今日は染の着尺に合わせてみます。具象的な植物文のため、同じ植物文の着尺には合わせにくいように思いますがどうでしょうか。

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いちばん上の写真は、野口の格子の着尺を合わせてみました。良く合っていますが、織物の意匠を型染にして小紋にしただけのようで、結局、織物で上手くいった例を真似しているだけですね。

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写真2番目は、野口の蝋染風の着尺を合わせてみました。これも連続する模様ですから、意匠的に織物と全く違うとは言えません。ただ、模様のタッチが蝋染あるいは蝋染風になっていて、そこに多少の織物と違う個性がありますね。

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写真3番目は、千切屋治兵衛の紬地の着尺合わせてみました。竹の図案を市松の配したものです。帯と着物を同じ植物文にするというのもどうかと思いますので、少し遠慮して花の無い竹にしてみました。さらに市松模様にして、半分を無地にしてみました。

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写真4番目は、野口の着尺を合わせてみました。着物と帯が同じような植物模様だったらどの程度まずいか試してみました。帯の縁まで模様が有るために着物と帯の模様がつながってしまうんですね。同じ植物文でも、縁に余白があればもう少し合わせやすかったと思います。

この例では横段模様にして、着物と帯の間に無地場を設定しました。しかし、着付けによっていつも無地場ができるとは限りません。

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写真5番目は、千切屋治兵衛の紬地の着尺合わせてみました。植物文どうしにならないよう、動物模様にしてみました。さてこの植物が何かということですが、タイトルには「六葉花」とあります。

六葉花というのは、古代の瓦などにある文様を意味することが多いですが、現実の植物としては、ムベではないかと思います。学名を直訳すると六葉みたいな感じなので。ムベであればアケビ科ですから栗鼠が食べますよね。それでつながりが作れるように思います。
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[ 2016/02/03 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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