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龍村の袋帯「王朝華映錦」の帯合わせ

第三千二百六十五回目は、龍村の袋帯「王朝華映錦」の帯合わせです。

今日は羊居の絵羽を合わせてみます。

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いちばん上の写真は、牡丹唐草をテーマにした作品に合わせてみました。牡丹についてはモザイクを思わせるカクカクした表現をしています。まさに大羊居というような作品ですね。帯合わせとしては、着物で牡丹を強調している以上、帯で他の植物を追加するのは蛇足になるし、花札みたいに猪を合わせるわけにはいかないし、もうこの帯以外考えられないというレベルだと思います。鎧から猪武者を連想しても良いですが。

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写真2番目は、四季の花をテーマにした作品に合わせてみました。帯より下には牡丹と菊と笹、帯より上には楓と八重桜が描かれています。上下の模様のつながりが希薄で意匠に統一性が無いように思えますが、じつは下前に木の幹が有って、下は草花、上は木の花とつながっているんですね。着物の模様で植物文についてはお腹いっぱいですから、帯は花以外が良いということで鎧と言う選択になりました。

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写真3番目は、更紗模様をテーマにした作品を合わせてみました。江戸時代の小袖にある立木模様は、もともとはインドの更紗である生命の木の翻案ということなので、小袖の意匠の歴史を意識した意匠とも言えます。更紗の曲線に対して鎧の直線が対照的な組み合わせです。

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写真4番目は、扇と結び熨斗という縁起の良いモチーフを組み合わせた訪問着に合わせてみました。地色は紫で、多彩な色の模様が浮き上がっています。着物と帯の地色の白と紫も綺麗ですし、多彩な色も反応し合って良いように思います。

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写真5番目は、雪庭をテーマにした作品に合わせてみました。上の4例では着物の模様の色が多彩で、帯の色と同調うところがありましたが、今回は白が基調で帯の色だけが浮いて見えます。こういう組み合わせは良いのか悪いのか、意見が割れるかもしれませんが、新年の行事でこんな衣裳の方が居たら魅力的魅ですね。
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[ 2016/01/14 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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