一の橋の友禅と雲母の名古屋帯「琳派梅」の帯合わせ

第三千二百五十回目は、一の橋の友禅と雲母の名古屋帯「琳派梅」の帯合わせです。

今日は付下げと合わせてみます。

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いちばん上の写真は、花也の付下げを合わせてみました。テーマは羊歯の丸で、羊歯は冬に枯れないから縁起が良いということで着物の模様になっているわけですが、同時に季節性が無いので便利ということもありますね。

模様は糸目友禅の種類の中でも難度の高い線描きを多用しています。友禅の糸目の本来の機能は、染料が滲んで混ざるのを防止する堤防ですが、その糸目の線を主役して作画したのが線描きです。糸目の線が、堤防という機能を果たすだけなら正確なら良いわけですが、作画そのものならば芸術性も問われるわけです。線描きの糸目は、作者によって毛筆の飛白のように擦れて美しいのもありますし、温かみが有って癒されるのもあります。

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写真2番目は、千切屋治兵衛の付下げを合わせてみました。実際に制作したのは倉部さんで、刺繍だけの更紗が多角形模様に配されています。倉部さんの刺繍は高価なものなので、訪問着や付下げに使われる場合、模様の面積は小さいものが多いです。小さくても存在感が有って大きく感じてしまうんですね。

帯が友禅と雲母に対し、着物が刺繍だけで技法が重ならないので、自然な帯合わせになりますね。

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写真3番目は、花也の付下げを合わせてみました。これはまだ紹介していない付下げで、いずれ掲載しようと思っています。最近、この地色はとても人気がありますね。私は京都っぽいイメージがあります。

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写真4番目は、一の橋の付下げを合わせてみました。これもまだ紹介していない付下げで、いずれ掲載しようと思っています。市松に華文で、模様面積は大きいながら仰々しくない着物です。
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[ 2015/12/30 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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