花也の地紋を生かした付下げの帯合わせ

第三千二百四十回目は、花也の地紋を生かした付下げの帯合わせです。

今回の付下げは、縦長のすっきりした立木模様です。このすっきり感を生かすため、帯もすっきりと間道を合わせてみました。もともと着物が持っている長所を妨げない帯合わせですね。

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いちばん上の写真は、龍村の袋帯「郁芳間道」を合わせてみました。薄いピンクに対して紺という補色でくっきりさせる帯合わせですね。これだけ見るととても良いのですが、前姿に対してお太鼓を合わせているのですから、じつは現実にはないトリックなんですね。

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写真2番目は、上のばあいの本当の前姿です。縦長の模様の着物に間道の帯を合わせたつもりが、現実には横段を合わせていました。

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写真3番目は、河村織物の「栄昌綴」のシリーズの1本を合わせてみました。横段模様の中に七宝文が入っているという意匠です。縦長の模様に対し、交差するような横段も悪くありません。

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写真4番目は、上のばあいの本当の前姿です。なんと着物も帯の縦の模様どうしでした。当たり前のことですが、お太鼓と腹文はタテとヨコが反対になります。着物の前も後も同じテーマの模様であれば、どちらかは当たるからいいのですが、この着物のばあい、前は縦長で後ろは無地ですから、当てが外れるかもしれません。

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写真5番目は、龍村の光波帯シリーズの「日野間道手」を合わせてみました。同系色濃淡でも、くっきり間の強さで際立つ「日野間道手」を合わせてみました。私はとても好きな組み合わせですが、これも幻で、ほんとうは無地に間道か縦長模様に横段なんですよね。
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[ 2015/12/20 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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