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龍村の干支のぬいぐるみ

第二千五百二十四回の作品として、龍村の干支のぬいぐるみを紹介します。

早くも来年の干支の飾りが発表される時期になりました。龍村では、毎年、木目込み人形とぬいぐるみの2種類が制作され、当店では私の趣味でぬいぐるみだけ販売しています。例年のぬいぐるみは、龍村裂を使った羽織を着ているデザインなので、いつも動物は座った姿勢です(肩がないはずの蛇でさえ羽織を羽織っていた)。その羽織が龍村裂であることに意義があって、それが無ければただの化繊のぬいぐるみになってしまうわけですから、不自然な座った姿であることは宿命であると思われていました。

ところがなんと、今年は動物らしく自然な四つ足になりました。四つ足もなかなかかわいいです。肝心な龍村裂は、なんと三種類も使われていて、従来より少し豪華になっています。

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いちばん上の写真は全体です。

前飾が本来の干支の経錦で、「パジリクの牛」と題された列が使われています。本歌は、ロシア連邦の南部アルタイ共和国にあるパジリク墳墓群から出土した絨毯の模様です。紀元前3世紀とも5世紀ともいわれるもので、普通ならば原形をとどめていないはずのものが、当地が永久凍土であるために残っていたのです。馬は鞍ではなく敷物を被せられており、騎士はペルシア風の装身具をつけていて、さらにその周囲の花模様はアッシリア風ということですから、かなり興味深いものですね。

胴飾は、龍村裂の定番でもある名物裂の「早雲寺文台裂」、鞍は、やはり龍村裂の定番でもある上代裂の「葡萄唐草文錦」です。

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写真2番目は横顔です。龍村の干支ぬいぐるみは、普通のぬいぐるみよりも割高ですが、馬具も凝っていて、こういう小物でも結構コストがかかっているようです。

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写真3番目は正面顔です。今回もアイドルのグラビア風に撮ってみました。
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[ 2013/10/31 ] 小物と小物合わせ | TB(0) | CM(0)

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