藤井絞の名古屋帯「ビーンズ」の帯合わせ

第三千二百六十九回目は、藤井絞の名古屋帯「ビーンズ」も帯合わせです。

昨日は、藍染の紬に合わせましたから、今日はそれ以外の紬を合わせてみます。

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いちばん上の写真は、大城織物工場(大城カメの工房)の琉球絣に合わせてみました。格子(沖縄ではグバン(碁盤)と言います)に絣の組み合わせで、手縞といわれる沖縄織物独特の意匠です。

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写真2番目は、山下八百子の黄八丈に合わせてみました。山下さんらしい綾織りに縞を合わせたものです。

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写真3番目は、かつての重要無形文化財に相当する結城紬に合わせてみました。百亀甲総柄です。思い切り土着的な雰囲気の結城紬を選んで、モダンな原色デザインの帯と対比させてみました。すごくチグハグな雰囲気になってお勧めできないですね。

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写真4番目は、斉藤頴さんの館山の唐桟を合わせてみました。江戸時代後期から関東各地で木綿の縞が織られ始め、その中心が川唐(川越唐桟、野田双子)でした。舘山の唐桟は、明治の初期に川唐に習って始めたものですが、そのまま手織りで継承されています。今は代が替わっていますが、すごく人気がありますね。

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写真5番目は、織悦の着尺を合わせてみました。西陣織と言えば今は帯のイメージですが、歴史的には着尺が織られていたわけで、今も織られています。これは織悦という帯の人気ブランドが織っている着尺というのがウリですね。

西陣の着尺は、歴史や技術から言えば、結城紬と同じように重要無形文化財であるべきと思いますが、織物文化の中心でありすぎる京都という地の宿命で、進歩しすぎていろいろなものがありすぎるのだと思います。1800年ごろまでさかのぼれば、糸をずらして作る経絣で、今もそれしかなければ重要無形文化財になって、みんなが憧れていたと思います。
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[ 2015/11/19 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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