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龍村の袋帯「清風間道」の帯合わせ

第三千二百六十回目は、龍村の袋帯「清風間道」の帯合わせです。

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いちばん上の写真は、野口の着尺を合わせてみました。大きな模様の飛び柄で、模様も大きく余白も十分にあるという着尺です。模様が縫い目でつながれば訪問着に見えてしまう着物ですから、普通の小紋よりもフォーマル方向です。パーティー着というカテゴリーで説明することもありますが、小紋よりフォーマル、付下げよりカジュアルな中間的な着物ともいえます。

帯は、縞という粋でカジュアルかもしれない帯でありながら、一方でフォーマルの極致のイメージの龍村の袋帯ですから、やはり中間的な性格を持つということで、中間の性別どうしのカップルですね。

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写真2番目は、野口の着尺を合わせてみました。同系色の黄緑色の更紗模様です。色は同系でありながら、形は間道の直線に対し更紗の曲線で対照的です。類似と対照を含んだカップルで、そういうのがいちばん深みがあって良いですね。

刑事ドラマでコンビを組む刑事さんも、立場が反対の人はじつは性格が似ていて、立場が同じ同僚は性格が反対という設定になっているものですよね。

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写真3番目は、千切屋治兵衛の着尺を合わせてみました。飛び柄ですが、模様が比較的小さく、数はたくさんあります。こういう意匠の着物は仕立て易く、着易いものです。色は暖色でかわいらしいですが、雪輪が寒色だとほんとに寒そうになってしまうからでしょうね。水色の雪輪というのは、夏物に多いのではないでしょうか。

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写真4番目は、岡重の着尺を合わせてみました。岡重の着尺と野口の着尺はどこが違うのか、と思われるかもしれません。野口の着尺の一部は岡重で作られています。野口で販売する岡重の着尺は止め柄として、岡重自身は一定期間は販売できない契約にしているようです。値段はたいてい野口経由の方が高いと思います。しかし野口がチェックしたものの方が売れるんですよね。

この着尺は笹舟をテーマにしたもので、模様も余白も大きいパーティー着的な着物です。しぼの大きい縮緬に染められていますが、単衣用の生地に染めれば良かったのにと思っています。私が注文したならそうしましたが、たまたま見かけて問屋で買ったもので。

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写真5番目は、千切屋治兵衛の着尺を合わせてみました。乱菊をテーマにしたもので、こういう着物は、単彩で模様も単純ですから反物状態で絵画的に楽しむことはできないですが、季節さえ気を付ければ、着易くて帯合わせもしやすい良い着物です。コートや長羽織にも使えますね。この組み合わせが特に合っているとも思わないですが、悪くはありません。
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[ 2015/11/10 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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