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龍村の袋帯「郁芳間道」の帯合わせ

第三千二百五十六回目は、龍村の袋帯「郁芳間道」の帯合わせです。

今日は着尺(小紋)を合わせてみます。地味と派手、大きい柄と小さい柄、飛び柄と総柄、「小紋」と呼ばれる着物にはいろいろありますが、すべて試してみたいと思います。

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いちばん上の写真は、野口の着尺を合わせてみました。地味な地色で、色数も少ない、飛び柄の小紋です。模様は雪輪ですが、その雪輪は取り方になっています。いちばん着易い着物で、帯合わせも楽ですから、合うのも当然ですね。模様の形も、雪輪で丸いですから、間道とは対照的で良い組み合わせだと思います。

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写真2番目は、野口の着尺を合わせてみました。上とは対照的に、地色は緑と個性的で、大きい更紗模様、さらに総柄です。普通であれば、着にくい、帯合わせもしにくい着物だと思います。そういう着物こそ、間道が真価を発揮すると思います。間道の強みは、形が無い、意味がない、というところではないでしょうか。

意味は、普通の人にとっては「ない」、着物好きの仲間にとっては、「名物裂の高木間道という深い意味」があるのです。この場合は更紗の曲線と間道の直線が対照的で良い組み合わせになっています。

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写真3番目は、野口の着尺を合わせてみました。綺麗な地色に、半身だけ綺麗な総柄の模様が付いています。もう半身は余白ですね。着物として仕立てると、縦に模様がつながるようになりますから、帯の間道とシンクロするように見えるのではないでしょうか。

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写真4番目は、野口の着尺を合わせてみました。大柄で総柄、色も重くて存在感のある着物です。間道の帯でないとダメ、というぐらいの帯合わせですね。

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写真5番目は、野口の着尺を合わせてみました。上の着物と同じ系統の模様ですが、横段模様にすることで、半分が無地になることになります。大胆なようですが、全部が模様よりも、半分でも余白になる方が、着易くて帯合わせもしやすいのかなあとも思います。横段は、仕立て方によっては大きな市松模様でもあり、帯の間道は格子でもありますから。面白くシンクロしてくれるかもしれません。
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[ 2015/11/06 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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