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奥順のシルクウールの帯合わせ

第三千二百四十三回目は、奥順のシルクウールの帯合わせです。

今日は、龍村と捨松の名古屋帯を合わせてみました。普通ならウールに龍村という組み合わせはあまりイメージしないと思います。しかし、着物と帯の関係というのは、相手を変えることで意図的に格を上げたり下げたりできるものなんですね。

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いちばん上の写真は、絣のウールに龍村の名古屋帯「スウェーデンの鳥」を合わせてみました。スウェーデン刺繍を代表するデザインを織で表現したものです。1つの染織技法で完成しているものを、わざわざ別の染織技法で再現していると考えると、何のために? という気もしますが、色鍋島のように陶芸として完成しているモノを織ってみたり、結構そういうものってあるんですね。

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写真2番目は、絣のウールに龍村の名古屋帯「アンデスの神」を合わせてみました。アンデスと言えばインカ帝国ですが、インカ帝国の存続期間はじつは長くなく、インカと言われて思い浮かぶイメージは、実はそれ以前のチャビンとかチャンカイであることが多いです。これらはひとまとめにプレインカと呼ばれます。チャンカイでは綴も織られていて乾燥気候のため良く残っています。西陣の帯の意匠では実はかなりお世話になっています。

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写真3番目は、無地のウールに龍村の袋帯「波兎遊跳文」を合わせてみました。龍村の袋帯には、高級な紬に合うシリーズも作られています。国画会などの作家の創作織物に合わせる帯として、同じような創作系ではなく、伝統ブランドを合わせる那覇かっこいいと思うんですけどね。

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写真4番目は、無地のウールに龍村の袋帯「鳳遊更紗文」を合わせてみました。これも高級紬に合わせる龍村のシリーズの1本です。

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写真5番目は、無地のウールに捨松の八寸の名古屋帯を合わせてみました。紬に合わせるお洒落な西陣帯と言えば、龍村よりも捨松の八寸の帯のシリーズの方が有名ですね。捨松らしいペルシア風のデザインで、手慣れた安定感がありますね。
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[ 2015/10/24 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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