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一の橋の付下げ(実際に制作したのは安田)の帯合わせ

第三千二百三十五回目は、一の橋の付下げ(実際に制作したのは安田)の帯合わせです。

今日は喜多川俵二の名古屋帯を合わせてみました。有職文様というのは、普遍的な美があるというか、突っ込んだ意味がないというか、どんなものにも合いやすいです。一方の雲のモチーフも相性の悪い相手というのは少ないですから、両者を合わせるのは絶対に失敗がないはずです。

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いちばん上の写真は、「小牡丹唐草」を合わせてみました。これは有職文様というより、名物裂の代表のような牡丹唐草文です。いろんな種類が伝世しており、牡丹の花の大きさもさまざまです。これは小さいので、「小牡丹・・・」という名前がついている裂を写したものです。

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写真2番目は、有職文様の「鳥襷文」を合わせてみました。よく見ると鳳凰のような鳥がいるのでさがしてください。

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写真3番目は、「厚板格子」を合わせてみました。能衣装の唐織などでタイトルに「厚板」という言葉が使われている作品が多くありますが、これは中国から輸入される際に、厚い板に巻かれていたことに由来します。タイトルは、中世以降に輸入された裂を写したという意味でしょう。

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写真4番目は、有職文様の「雲鶴文」を合わせてみました。普遍的な美があって、個別の意味に陥らない有職文様のはずですが、つい個別の意味に耽溺したくなり、雲に鳥を合わせて情景を作ってしまいました。
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[ 2015/10/16 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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