2017 07123456789101112131415161718192021222324252627282930312017 09

龍村の名古屋「バティック」

第三千二百十八回目の作品として、龍村の名古屋帯「バティック」を紹介します。

IMG_75971.jpg
いちばん上の写真はお太鼓です。バティックにありがちなモチーフが9個、クロスワードパズルのようにきちんと並んでいます。このような模様配置にすると、カチッとした息苦しい雰囲気になるものですが、元々のバティックのモチーフが持つユーモラスな雰囲気のおかげで中和されていますね。

気になったのは、真ん中が更紗の花だということです。普通の人なら、せっかくのセンターはいちばんかわいい動物にしたいですよね。あえてセンターを植物にするというのは、龍村のデザイナーの見識でしょう。

IMG_76091.jpg
写真2番目は腹文です。動物ではなく植物が来ています。合わせる着物の模様はいろいろですから、前姿は個性の強い動物より、植物の方が帯合わせが楽ということではないかと思います。

IMG_76131.jpg
写真3番目は、裏側です。模様は絵緯糸で表現され、裏に渡り糸が通っていることがわかります。

IMG_76101.jpg
写真4番目は、品質表示です。「絹100%」とあるので、金糸が使われていないことがわかります。バティックがテーマということで、元作品の雰囲気を生かすために金銀糸を使っていないのです。このことは帯合わせにも影響を与え、主に紬に合わせる帯ということになるでしょう。

IMG_75981.jpg
写真5番目は近接です。この作品は個々のモチーフが魅力的なので、明日は各所を近接でお見せします。、
スポンサーサイト
[ 2015/09/29 ] 西陣・綴 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://shirokiyagofukuten.blog.fc2.com/tb.php/785-604e48a9