紫絋の袋帯「グリーンリーフ」の帯合わせ

第三千二百十七回目は、紫絋の袋帯「グリーンリーフ」の帯合わせです。

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いちばん上の写真は、千切屋治兵衛の付下げを合わせてみました。実際に制作したのは中井淳夫さんです。とりあえず、あまりフォーマルっぽくならないように、紬地の付下げを選んでみました。作品のモチーフは「陶画」で、陶器(磁器ではない)に絵付けされた洒脱な絵をテーマにしています。紬の表面の質感が陶器の質感が似ているのを生かした作品で、中井さんらしい発想ですね。

付下げの地色も緑で、帯とは同系色になりますね。この帯合わせは手堅いですね。

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写真2番目は、一の橋の付下げを合わせてみました。これも紬地の付下げです。テーマは、更紗というあまりフォーマル感のないものを選ぶことで、生地の紬との整合性を図っています。

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写真3番目は、野口の付下げを合わせてみました。実際に制作したのは岡本等さんです。岡本等さんは、朱色系など京友禅の伝統的な色彩を排し、モダンな色を取り入れたのが特長です。この作品のテーマは、城か教会の窓からヨーロッパの村の風景が見えているというもので、モリスシリーズとの相性も良いように思います。

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写真4番目は、花也の付下げを合わせてみました。今までの例は、カジュアルっぽい紬地にしたり、西洋のテーマにしたり、本筋を避けてきましたが、今回は京友禅らしい本筋の作品を合わせてみました。流水に若松と六角箱を合わせた安田様式の作品ですね。いかがでしょうか、これで大丈夫ならどんな付下げも合わせられるように思います。

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写真5番目は、花也の付下げを合わせてみました。これも波と松をテーマにした作品で、京友禅らしいテーマですが、彩色せず白揚げだけの作品です。
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[ 2015/09/28 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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