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花也の手描きの着尺(飛び柄の小紋)「笹の丸と羊歯文」

第三千二百八回目目の作品として、花也の手描きの着尺(飛び柄の小紋)「笹の丸と羊歯文」を紹介します。

笹の丸紋と羊歯を合わせた文様です。飛び柄にかぎらず小紋のように、模様が繰り返すものは型染か糸目型で染められます。しかし、これはわざわざ手間のかかる糊糸目で染められています。しかも糸目友禅の中でもいちばん巧拙がはっきりする線描きです。

ユーザーの立場になれば、安い型染で出来ることを、高い手描き友禅として買うのですから、その差が目に見えなくては損ですよね。それはやはり、植物の枝葉の先端のかすれでしょう。そこに手描きでないとできない特長が出ると思います。だからやはり、手描きで小紋を作るなら、線描きで、尖った葉がある植物を描かないといけないんですね。その辺を花也さんはよく理解しているのだと思います。

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いちばん上の写真は、反物の幅を写真の幅として撮ったものです。模様どうしの間隔が広いものは、着る人の体形によって模様が上手く出るとは限らず、仕立て屋さん泣かせですね。理想は、マエミの模様が2個、その間にオクミに1個出ることですが、身長が小さいとマエミに1個しか出ませんし、身長が大きいと、反物の尺自体がギリギリなので、オクミの模様の位置が調整できません。模様配置が完璧でなくても仕立て屋さんを責めないようにしましょう。

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写真2番目以後は、各部の近接です。鑑賞のポイントは、本来型染で出来ることを、わざわざ手間をかけて糊糸目で描いているわけですから、その違いが判る部分を見ることですね。具体的には、植物の枝や葉の先端の止め方や力の抜き方です。また、手描きと型染めを鑑定するときも、枝や葉の先端の止め方や力の抜き方を見ます。型染なら一定の法則により揃っているでしょうし、手描きならそれぞれだと思います。

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[ 2015/09/19 ] 友禅 | TB(0) | CM(0)

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