藤井絞の男児のお宮参りのお祝い着の続き

第三千二百七回目は、藤井絞の男児のお宮参りのお祝い着の続きです。

今日は書く部を近接してみました。モチーフはほとんどが宝尽くしで、武のイメージは矢羽が1組あるだけです。それも縁起物の破魔矢で、鏃が付いていないので人を傷つけることはできません。

普通の男児のお宮参りの着物は、鷹か兜が付いています。勇ましい武士のイメージですが、男の子にそれを求めるのは、将来の夢と訊かれて陸軍大将と答えるような、戦前の価値観のように思います。現代の普通の親は、ビジネスで稼ぐ知恵を持った人になってほしいと思っているのではないでしょうか。鷹や兜より宝尽くしの方が親の願いを良く反映していますよね。

古美術の世界でも、戦前には鷹や虎の掛け軸がたくさん描かれたのですが、今はそういうのは人気が無く、うさぎや雀の方が落札率が高いですよね。同じように、人物(神像?)であれば神武天皇より天女のような柔らかいものの方が売れますよね。であれば、好まれる着物のテーマも柔らかいものへ変わっているはずで、男児のお宮参りだけ鷹や兜というのは作り手の認識不足のように思います。

IMG_69671.jpg

IMG_69701.jpg

IMG_69681.jpg

IMG_69651.jpg

IMG_69661.jpg
スポンサーサイト

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://shirokiyagofukuten.blog.fc2.com/tb.php/774-6714889f