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龍村の袋帯「七宝連花錦」の帯合わせ

三千百九十七回目は、龍村の袋帯「七宝連花錦」の帯合わせです。

昨日の続きで、付下げに合わせています。今日は、元々相性の悪そうな合わせ方もしてみようと思っています。

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いちばん上の写真は、千切屋治兵衛の付下げを合わせてみました。実際に制作したのは藤岡さんです。全体に青海波が描かれていて実質的に訪問着ですが、反物で制作されています。お嬢さままたは若奥さまの礼装にふさわしい着物ですから、帯も龍村がぴったり合います。龍村といえば皇室御用達のイメージがりますから、フォーマルに関しては万全ですね。

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写真2番目は、花也の付下げを合わせてみました。典型的な安田様式の付下げで、数個散らされている六角箱は友禅、箔、刺繍で集中的に加工され、それ以外の部分はあっさりと白揚げで表現されています。六角箱部分は華やかな江戸前期の小袖を継承していて、それ以外の部分は粋で渋い江戸後期の小袖を継承しているわけです。

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写真3番目は、花也の付下げを合わせてみました。白揚げだけの付下げです。このような様式は江戸後期に流行した粋で渋い小袖を継承しているものです。龍村の華やかな帯とは本来相性は悪いはずですが、どうでしょうか。

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写真4番目は、一の橋の付下げを合わせてみました。更紗模様ですが、なんと紬地です。紬地の訪問着というのは戦後登場したもので、紬好きな女優さんのオーダーが最初と言われます。生地がカジュアルで、様式はフォーマルというキメラ的な性格を持つために、カジュアルでもフォーマルでもどちらでも着られるとも言えるし、どちらにも着られないとも言えますね。

今回のようなフォーマルなイメージの強い龍村の帯にはいちばん相性の悪いものですが、あえて試してみました。実際に写真で見てみると、あまりお勧めできませんねえ。
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[ 2015/09/08 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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