一の橋の絞りと刺繍の名古屋帯の帯合わせ

三千百七十七回目は、一の橋の絞りと刺繍の名古屋帯の帯合わせです。

今日は紬で、紺以外の色を合わせてみます。赤、黄色、茶色など色合わせのように合わせてみますね。

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いちばん上の写真は、首里織の仲井間香代子のロートン織を合わせてみました。福木で染めた輝くような黄色~オレンジ~茶色の着物です。ここでは、紺とオレンジの配色を試してみました。補色関係の華麗な組み合わせですね。

ロートン織というのは、経糸が浮く組織なので、浮いた経糸の色だけの部分と、経緯の糸が平均した地の部分とが、グラデーションを形成します。糸が立体的になるために光の反射角度が異なるのも、グラデーション効果を助けています。私は、花織とロートン織の糸が浮く織物の存在理由はグラデーション効果だと思います。

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写真2番目は、大城永光の琉球絣を合わせてみました。紺と臙脂色を試してみました。着物というのは全身を包むので、たとえ臙脂色でも赤系は売るのが難しいのですが、こうしてみると自然ですねえ。

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写真3番目は、秋山真和の綾の手紬を合わせてみました。紺と焦げ茶色を試してみました。19世紀に織られて実在する作品の意匠を再現したものです。色はこちらの方が鮮やかですが、百数十年間の退色を考慮したものでしょう。絣の中に朱色の十字もあって、それが帯の朱色の花に連携しているように見えます。帯の合う合わないは、細かいところが決め手になることもありますね。

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写真4番目は、大城カメの琉球絣を合わせてみました。紺と多色を試してみました。今回の帯合わせは、いろいろな色を合わせる反面、模様はすべて縞と格子(沖縄ですから綾の中と手縞というべきですね)にして、帯と着物が曲線同紙にならないようにしてみました。
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[ 2015/08/17 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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