東京の刺繍の名古屋帯「和楽器」の帯合わせ

三千百七十三回目は、東京の刺繍の名古屋帯「和楽器」の帯合わせです。

今日は付下げと合わせてみます。刺繍で和楽器を表現した帯は、テーマの品格や加工の重さという点でどんなフォーマルでも対応できると思いますが、名古屋帯という形式であることを考慮して付下げぐらいで合わせてみようと思います。

IMG_58271.jpg
いちばん上の写真は、花也の付下げ「紐」を合わせてみました。名古屋帯が相手ということで、軽めのテーマの付下げを選びました。普通の意匠は、文箱や貝桶があって、その添え物として紐があるわけですが、ここではその脇役だけですから軽い雰囲気になりますが、その一方で帯合わせで自由度が大きいですね。

IMG_58261.jpg
写真2番目は、花也の付下げ「千鳥」を合わせてみました。この帯合わせも、名古屋帯が相手ということを意識して、軽めのテーマの付下げを選んだものです。普通の意匠は、千鳥は波とセットで伝統文様を構成します。千鳥だけを切り離すことで、伝統文様ではなく軽い雰囲気の付下げということになりますね。伝統文様であれば、帯も古典ということになりますが、千鳥だけならば古典でもモダンでも自由度が大きいですね。

IMG_58301.jpg
写真3番目は、千切屋治兵衛の付下げ「果実尽し」を合わせてみました。実際に制作したのは藤岡さんです。植物文ですが、花ではなく果実をテーマにしたところに個性があります。着物は植物文の極みのようで、帯で植物を重ねたくないですし、帯のテーマが植物でないということのありがたみを感じる帯合わせですね。

IMG_58291.jpg
写真4番目は、花也の付下げ「笛袋」を合わせてみました。これは禁忌だろうというのをやってみました。全身楽器の衣装ででコンサートに行くというのは、矢沢永吉のコンサートに矢沢永吉のコスプレで行くおじさんみたいなものですね。好きすぎてそうしました、ということならその場では温かい目で見てもらえるかも。
スポンサーサイト
[ 2015/08/13 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://shirokiyagofukuten.blog.fc2.com/tb.php/738-0115883d