大羊居の付下げ「菱取華文」の続き

三千百五十七回目は、大羊居の付下げ「菱取華文」の続きです。

今日は後姿の模様の近接です。

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いちばん上の写真は、メインの大きい菱取りの中の模様の近接です。前姿の意匠と同じパターンで、大きな菱取りに写生的な植物文、付属する小さい菱取りに装飾的な模様が描かれています。花の種類は、おそらくコスモスでしょう。前姿がチューリップで、春の花、後姿がコスモスで秋の花という組み合わせになっているのだと思われます。

1年中着られるということで、ユーザーにとってはありがたいです。

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写真2番目は、さらに近接してみました。油絵風の濃厚なタッチです。

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写真3番目は、メインの菱取りの付属する小さい菱取りの近接です。後姿の模様は、メインの菱取りの下左右に小さい菱取りが付属していますが、その左側です。簡素な装飾に見えて、しっかりと刺繍もしています。

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写真4番目は、メインの菱取りの付属する小さい菱取りの近接です。後姿の模様は、メインの菱取りの下左右に小さい菱取りが付属していますが、その右側です。こちらも刺繍をしていますが、左側の装飾と同じく、紫の絹糸と金糸を混ぜた刺繍ですね。全体の模様は違うのに意外にも刺繍は同じです。見る人に気づかぬうちに統一感を感じさせる仕掛けかもしれませんね。
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[ 2015/07/28 ] 友禅 | TB(0) | CM(0)

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