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千切屋治兵衛の絽塩瀬の名古屋帯

第二千五百八回の作品として、千切屋治兵衛の絽塩瀬の名古屋帯を紹介します。

昨日紹介したのと同じ系統の藤岡さんの作品です。藤岡さんには、細い糊糸目による繊細な作風と、遠目で美しく見える単純な構図を持った作風の2系統あると考えるとわかりやすいですね。

単体で絵画として鑑賞するのであれば、当然、繊細な糸目の作品の方が良いですね。この作品のばあい、昨日以上に、眺めて楽しいところは少ないです。安くて大きい海老を食べたら、水っぽくて味がなかった、という感じでしょうか。

しかしながら、それはあくまで単体で鑑賞して、しかも数日前のような繊細系の出来の良い藤岡作品と比べてしまったばあいです。

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いちばん上の写真はお太鼓です

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写真2番目は腹文です

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写真3番目はお太鼓の近接です。

3番目の近接写真を見ると、雲形部分はいつもの糊糸目友禅です。地色は生成りの白茶色で、地染めをしているわけではなので、地色と模様の雲の間の糸目の線は見えません。一方、濃淡2色の雲の間にはいつもの藤岡さんの糊糸目の線が見えますから、雲と地の間にもじつは同じ糸目の線があるということです。

一方、雲の中の模様は、友禅ではなく銀描きと胡粉描きです。模様のパターンは、友禅模様の一部に箔で装飾としてよく登場するものです。しかしそれらのものよりも、太く大味な感じですね。これが帯合わせをした時、または着装した時、どういう効果があるのか、次回以降試してみます。
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[ 2013/10/15 ] 友禅 | TB(0) | CM(0)

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