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藤井絞の辻が花の名古屋帯

三千百十九回目は、藤井絞の辻が花の名古屋帯を紹介します。

薇を横段状に織り込んだ生地を使った名古屋帯です。蕨を織り込んでいないところに模様を入れて、全体を横段の意匠にしていますから、生地と加工を連携させた作例ですね。模様は墨描きによる描き絵のみですが、上杉謙信所用の辻が花小袖にも描き絵のみという作例がありますから、これもまた辻が花ということになると思います。

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いちばん上の写真はお太鼓です。

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写真2番目は腹文です。基本的にはお太鼓と同じなので、模様が横倒しになっています。

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写真3番目は、生地の拡大です。蕨を織り込んだ部分を拡大してみました。こういう織物は作家モノか産地の伝統工芸品みたいですが、染下地として機械で織っている業者もあるということです。もちろん普通の白生地よりずっと高いですが。

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写真4番目は、模様の近接です。友禅染の糊置きは、失敗したら水に流すこともできますが、墨描きの描き絵は消せないですから一発勝負で、作者にとっては難易度が高いと思います。この作者はとても上手いので、明日はもっと別の部分の近接をお見せします。
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[ 2015/06/20 ] 絞り | TB(0) | CM(0)

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