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千切屋治兵衛の訪問着「酒器」の帯合わせ

三千百十七回目は、千切屋治兵衛の訪問着「酒器」の帯合わせです。

昨日は、いつも通り、マエミの模様と袋帯のお太鼓を合わせてしまいましたが、よく考えたら間違いですね。普通の着物は、後姿の模様は前姿の模様のダイジェストに過ぎないので、特に問題はないのですが、前後の模様が違う場合は大問題ですね。というわけで、今日からは後姿の模様に合わせます。

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いちばん上の写真は、坂下織物の「御門綴」シリーズの1本、「蜀江錦」を合わせてみました。日本の花鳥風月の文化とは対照的な、皇帝がいる中国らしいガチっとした構成を持った意匠です。古代から明代まで織りつづけられた意匠ですから、中国を代表する織物だと思います。もっともフォーマルな席を意識して帯合わせしてみました。

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写真2番目は帯屋捨松の袋帯「桃山立沸華文」を合わせてみました。近世の唐織による能衣装に取材したものです。薄いピンク色の地色に対し、いきなり濃い茶色の銚子がアイキャッチになって美しい着物なので、そのアイキャッチの色に対応する濃い地色の帯を合わせてみました。

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写真3番目は梅垣の袋帯「蒔絵花鳥文錦」を合わせてみました。梅垣織物の最高級シリーズの1本です。同じぐらいの高級感、ということで選んでみました。昭和58年から毎年1本ずつ18本織られたとのことですが、同じ高級品でもブランドのバッグなどに比べると、西陣はものすごく少ないんですね。

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写真4番目は、龍村の「海老殻間道」を合わせてみました。薄いピンク色の着物は、茶色か焦げ茶色の帯を合わせると、年齢幅が広くなりますね。

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写真5番目は池口の袋帯「佐波理つづれ」シリーズのごく初期の作品「御簾」を合わせてみました。実質的に間道に見えますが、垂れの部分が御簾が風でめくれる意匠になっています。
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[ 2015/06/18 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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