千切屋治兵衛の訪問着「酒器」(制作は倉部)の続き

三千百十四回目は、千切屋治兵衛の訪問着「酒器」の続きです。制作したのは倉部さんです。

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いちばん上の写真は、酒器の部分を斜めから撮ったものです。刺繍は立体なので、斜めから見るとよくわかります。

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写真2番目は、酒器の部分を裏から撮ったものです。刺繍は裏に糸が渡っているので、裏から見るとよくわかります。酒器の模様の亀甲と紗綾形は全部刺繍という豪華さです。

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写真3番目は袖の模様です。金描きによる表現です。金描きによる表現です。もともと帯より下にだけ模様がある着物でした。私が指示して帯より上に金描きで模様を付けて訪問着にしたものです。刺繍と箔の着物の良いところは、友禅と違って完成後も模様が足せることです。倉部さんは最低限の模様だけを付けて販売し、購入者が色留袖や訪問着など選べるようにしています。

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写真4番目は胸の模様です。これも私の指示で金描きしたものです。萩と稲です。稲があるために、酒器は神に収穫を感謝するためのものだとわかります。

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写真5番目は、大羊居の付下げ「稔りの里」のマエミの模様です。大羊居の作品にも、同じような稲穂と萩の模様がありました。こちらは友禅による表現で、比較してみると面白いです。

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写真6番目は大羊居の付下げ「稔りの里」の前姿(マエミ+オクミ)です。大羊居のこの作品は、「過去の一点」に収録されています。まだ在庫としてありますので、いつか改めて紹介してみたいです。
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[ 2015/06/15 ] 繍箔 | TB(0) | CM(0)

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