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千切屋治兵衛の絽の染め帯の帯合わせ

第二千五百六回目は千切屋治兵衛の絽の染め帯の帯合わせです。

昨日と一昨日に紹介した千切屋治兵衛(藤岡さん)の絽の名古屋帯の帯合わせです。どちらの帯も作者が同じ、生地も同じ、技法も同じですから、いっしょに試してみます。

友禅の名古屋帯は、染めの小紋にも紬にも使えます。着物が染の場合は模様どうしが干渉し合うことがあるので、多少考慮が必要ですが、紬の場合はたいていすんなり合うので、失敗はないですね。今日は失敗のない紬の方です。

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いちばん上の写真は、「萩と芒」を「秦荘花織」というラベルの付いた織物に合わせてみました。「秦荘花織」は6月12日(二千三百八十六回)で紹介したもので、ラベルに「手織」とありますが、本当はどうだかわかりません。秦荘は、昔から近江上布の産地で、「秦」の地が付くことから古代に帰化人が織物を伝えたのではないか」などと期待させますが、昭和になって町村合併を繰り返した地域でもあり、今の正式な町名には「秦」の字がありません。

白と黒にわずかな赤を使った格子で、一部糸を浮かせた織物で、ポップな雰囲気もある、正体不明ながら魅力的な織物です。格子ですから、それとは対照的に絵画性の高い友禅の帯が合いますね。

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写真2番目は、「萩と芒」を「夏結城」に合わせてみました。「夏結城」は、結城の名を騙った織物ではなく、昔から新潟で織られる夏の織物です。最近まで結城には、紗や絽の織物はなかったので、ずっと昔にその隙をついてこのようなネーミングがされ、それが定着しているでしょう。

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写真3番目は、「月に風鈴」を東郷織物の夏大島に合わせてみました。東郷織物は本場大島紬の有名メーカーで、この夏大島は本場ものです。しかし、絣ではなく格子ですから、そんなに高いものではありません。でもしゃりっとした手触りはとても良いです。

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写真4番目も、「月に風鈴」を東郷織物の夏大島に合わせています。こちらは茶色系の格子ですね。茶色というのは、一見、涼しげとは逆の色ですが、夏に茶色を暑苦しくなく着こなすすのは大人です。
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[ 2013/10/12 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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