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千切屋治兵衛の絽の塩瀬の名古屋帯

第二千五百四回目の作品として、千切屋治兵衛の絽の塩瀬の名古屋帯を紹介します。

実際に制作したのは藤岡さんです。タイトルは「月に風鈴」です。夏物ということで、涼しげに見えるということを重視したのか、すっきりした図案です。風鈴は、なんと三日月に結び付けてあり、意外にメルヘンチックな作品でもあります。

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いちばん上の写真はお太鼓です

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写真2番目は腹文です

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写真3番目はお太鼓の効き色部分を含む近接です

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写真4番目は腹文の芒の穂を含む近接です

お太鼓を見ると、芒の色が、現実の芒よりもはるかに濃い焦げ茶色であるのが目立ちます。いわゆる効き色(効果的な色彩)で、この色が無ければ、全体がぼーっとした作品になってしまいます。「すっきりした図案」=「寂しい図案」にならないで済んでいるのも、この効き色のおかげです。

しかしながら、この帯は腹文の芒の方が上手く描けている気がします。芒自体は白揚げですが、穂は銀描きされています。お太鼓の月の光が反射して穂先が輝いているのです。
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[ 2013/10/10 ] 友禅 | TB(0) | CM(0)

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