花也の付下げ「流水に丸紋」の細部

第三千四十八回目は、花也の付下げ「流水に丸紋」の細部です。

花也作品を支える糊糸目の職人さんは数人いて、それぞれ個性があります。その個性は、通常の防染のための輪郭線でははっきりわかりませんが、線描きをすると際立ちます。この作品を担当している糸目の職人さんは、細くてきれいな線ですが、あくまで擦れることのない線です。鋭さよりも温かみを感じますね。

一般的には、ゴム糸目は鋭く、糊糸目は温かみがあるイメージですが、深い意味では違いますね。ゴム糸目は操作性が良くどの職人でもきれいな線が置けるのですが、糊糸目は職人によって個性が出るということだと思います。糊で限界まで細く線を置いて、限界を超えたところで擦れる糸目は凄味がありますが、この糸目は擦れるまでは細くしないので、温かみがあるのです。

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いちばん上の写真は、笹と椿です。

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写真2番目は、笹と牡丹です。

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写真3番目は、萩と菊です。

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写真4番目は、楓と椿です。
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[ 2015/04/10 ] 友禅 | TB(0) | CM(0)

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