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「青い桜」というテーマ

第三千三十三回目は、「青い桜」というテーマです。

昨日、青い桜が意外に綺麗だったので、今日は青い桜をさがしてみました。

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いちばん上の写真は、当店にある掛け軸の表装の裂です。石川豊信の肉筆浮世絵の表装に使われている裂で、名物裂の牡丹唐草を桜に置き換えたような意匠です。桜が蔓植物のように見えて妙ですが、もともと中国から輸入された牡丹唐草の意匠を、和風にアレンジして織ったものでしょう。

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写真2番目は橋村重彦の訪問着の全体です。江戸時代の友禅の小袖をほぼそのまま写した意匠で、全体の背景は桜ですが、丸い取り方があって菊、梅などの季節の違う花が描かれています。春でも秋でも着られる感じでもあり、中途半端な感じでもありますね。まあ季節に配慮した着物というのはそういうものでしょう。

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写真3番目は、橋村重彦の訪問着の近接です。背景を成す桜を近接で撮ってみました。背景とは思えない存在感がありますが、青い桜が意外ですが、江戸時代の友禅には反自然的な色の使い方をしたものが多くありますから、この青もそれを踏襲しているのでしょう。

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写真4番目は、さらに近接です。桜の花も葉もグラデーションが多用されていますが、青だけは平板に染められています。効き色として入れられているから、濁らせない方が効果的と言う計算でしょうか、それとも江戸時代の作例もそうなっていて、それを踏襲しているのでしょうか。
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[ 2015/03/25 ] 友禅 | TB(0) | CM(0)

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