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野口の更紗の着尺の帯合わせ

第三千十五回目は、野口の更紗の着尺の帯合わせです。

今日は縞と格子で合わせてみました。私は縞や格子の帯というのは万能なので、着物を着る習慣のある方は1本持っていても良いのではないかと思っています。

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いちばん上の写真は、グレーの更紗に龍村の「光波帯」(仕立て上がり名古屋帯)シリーズの「飛鳥間道」を合わせてみました。「飛鳥間道」はあくまで龍村のネーミングで一般名は違います。法隆寺に伝来する幡に使われている赤地の裂で、その幡には、ほかに「赤地格子連花文錦」と「円文白虎朱雀錦」も使われています。

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写真2番目は、水色の更紗に龍村の袋帯「海老殻間道」を合わせてみました。名物裂の本で言えば、間道類のところに青木間道などともに載っていることがあります。

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写真3番目は、黄緑の更紗に龍村の「光波帯」(仕立て上がり名古屋帯)シリーズの「日野間道」を合わせてみました。本歌は東京国立博物館にありますが、間道というより、うねうねした横段に見えます。

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写真4番目は、グレーの更紗に龍村の「光波帯」(仕立て上がり名古屋帯)シリーズの「遠州七宝」を合わせてみました。名物裂の「遠州緞子」を商品化したものです。「遠州七宝」というネーミングは、商標登録するためだと思います。「遠州緞子」では一般名なので商標登録できないのでしょう。

光波帯シリーズは、組織としては基本のパターンである古代以来の経錦(複数の色の経糸が浮沈して模様を表現する)で織られていますが、中には現在の西陣の主流である織り方である絵緯糸も加えたものがあり、それは値段が高くなっています。これはその1つですね。

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写真5番目は、グレーの更紗に花也の刺繍の名古屋帯「横段にアールヌーボー亀甲」を合わせてみました。縞や格子の特集は、更紗の曲線に対し直線を合わせるということでしたが、ここでは直線が直線でなくなってしまいました。でもまあこのぐらいの帯合わせどうですか。

「アールヌーボー亀甲」は、刺繍の下にある糊防染による白抜きの模様です。おそらく明治か大正の図案としてあるもので、当時の図案家が「ヨーロッパにはアールヌーボーというのがあるらしい」と聞き知って作ってみた図案ではないかと思います。
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[ 2015/03/07 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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