2017 09123456789101112131415161718192021222324252627282930312017 11

龍村の袋帯「波兎遊跳文」の帯合わせ

第三千八回は、龍村の袋帯「波兎遊跳文」の帯合わせです。

今日は着尺(小紋)に合わせてみました。この帯は、紬専用というわけではなく染物にも使えるようですね。

IMG_4764.jpg
いちばん上の写真は、藤井絞の着尺を合わせてみました。帯と着物が同系色になるように合わせてみました。絞りには、絞りを解いた時に意外な意匠が現れることに意義がある有松以降の絞りと、はじめから具象画的な意匠を目指して絞っていく辻が花系とがあります。これは楓という具象画的モチーフを絞りで表現しようとした辻が花系の絞りですが、それで総柄を埋めた高級品です。

眺めていると分るのですが、楓は絞ってないですよね。楓と楓の間を絞って、楓の模様をつくっていますよね。

IMG_4768.jpg
写真2番目は、「3代目更勝」と表示された更紗の着尺を合わせてみました。更勝というのは青木さんという姓で、「染織の美」「染織と生活」などの資料によれば、元は大阪で明治時代に東京に移り、東京の文化として型染の更紗が根付くことの元になった大変な功労者です。ただし、直系の方と親戚筋の方があるようで、「3代目更勝」という商標登録ではないかと思います。

IMG_4770.jpg
写真3番目は、野口の着尺を合わせてみました。飛び柄の着尺が合うか試してみました。気球をテーマにしていて、実際に染めているのは岡重だと思います。飛び柄というのは帯合わせしやすいですよね。

IMG_4775.jpg
写真4番目は、野口の着尺を合わせてみました。普通では帯合わせしにくい総柄で大柄も着尺を合わせてみました。帯にそれなりの存在感がないと着物に負けてしまうのですが、さすが龍村は光りモノの力を借りなくても負けませんね。

IMG_4776.jpg
写真5番目は、野口の着尺を合わせてみました。華やかで大胆な横段の慶長小袖風の花柄を合わせてみました。帯のうさぎとも共通する明るい茶色です。
スポンサーサイト
[ 2015/02/28 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://shirokiyagofukuten.blog.fc2.com/tb.php/573-5d846862