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花也の染め帯「丸華文」の帯合わせ

第三千一回目は、花也の染め帯「丸華文」の帯合わせです。

この帯の帯合わせは、先日の青色のグラデーションの帯と同じ技法ですから、使い方も同じで良いでしょう。ただ、出典がよくわからない青色のグラデーションの帯に対して、こちらは格の高い古典模様である華文ですから、少しフォーマル方向にも対応できるように思います。青色のグラデーションの帯の時は、紬と着尺(小紋)にだけ合わせてみましたが、今回は軽めの付下げにも合わせてみたいと思います。

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いちばん上の写真は、花也の付下げを合わせてみました。白揚げで波だけをテーマにしたものです。地色も墨色なので、完全に無彩色ですから、帯合わせの時には色合わせの必要がないので自由度が高いと思います。

名古屋帯を合わせるということで、軽めの付下げを合わせるつもりで、波だけのこの付下げを選びましたが、実際に合わせてみると色が無くてもけっこう迫力で、ちょっと苦しいかも。

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写真2番目は、花也の付下げを合わせてみました。上の波の付下げは人気商品で、いろいろなバリエーションがつくられています。この付下げはその1つで、千鳥を加えて「波に千鳥」としたものです。千鳥の数だけ模様の質量は増しているはずですが、淡い地色のせいかむしろ名古屋帯で対応可能になっている?

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写真3番目は、花也の付下げを合わせてみました。菖蒲の葉を水平に配し、梅、菊、楓などの植物を合わせた意匠です。糊糸目は、職人さんによって個性があるのが良いところなのですが(ゴム糸目はほぼ全員上手い)、この人の糊糸目は毛筆の飛白のようにかすれているのが味わいです。もちろん書道と同じで、「かすれ」も美しいものとして演出しているのですが。

帯の丸い模様に対して、着物は水平模様という組み合わせを狙っています。

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写真4番目は、花也の付下げを合わせてみました。竹をテーマにしていて、全体としては飛び柄みたいですが、マエミなど付下げとして柄のあるべき場所に模様にの比重が多くなっている、ちゃんと手描きの付下げです。竹の数が多いので、意外と模様の総面積は多いですね。

帯の丸い模様に対して、着物は垂直模様という組み合わせを狙っています。

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写真5番目は、千切屋治兵衛の付下げを合わせてみました。実際に制作したのは藤岡さんです。藤岡さんは柔らかい糊糸目を使う人で、輪郭線が柔らかいと作品が温かく感じますね。また、糊糸目なので線の色も真っ白ではなく乳白色なので、なお温かい感じです。

テーマが花ではなく果実であるところがちょっと個性。
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[ 2015/02/21 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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