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花也の染め帯の帯合わせ

第二千九百九十一回目は、花也の染め帯の帯合わせです。

昨日までは、帯の色に合わせ青色系の着物を合わせてきましたが、今日はそれ以外にチャレンジしてみます。

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いちばん上の写真は、千切屋治兵衛の着尺(飛び柄の小紋)と合わせてみました。実際に制作したのは大和さんです。栗鼠の模様で、色は錆ローズですね。色は違いますが、どちらも同じ程度に淡い色でよく調和していて、都会的な雰囲気になっているように思います。

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写真2番目は、野口の着尺を合わせてみました。野口のイメージカラーの1つでもある紫で楓が染められた着尺です。クリームの地色に紫のくっきりした配色が綺麗な着物に対し、グラデーションがウリの帯はどうなの?というところ。でも都会的どうしという共通点はありますね。

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写真3番目は、野口の着尺を合わせてみました。上と似たような野口っぽい配色ながら、こちらは着物も帯もグラデーションっぽい効果を狙って共通点があります。

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写真4番目は、野口の着尺を合わせてみました。多色で余白のない更紗模様です。一般的に帯合わせがしにくい模様ですが、今回はどうでしょうか。着物の複雑な模様に対する、帯の単純な模様と十分な余白のおかげで、まあそれなりに合っているように思います。

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写真5番目は、藤井絞の疋田絞りの着尺に合わせてみました。着物は黒と焦げ茶の単彩主義の疋田絞りの段模様で、全く隙もごまかしもない高級品です。本来なら合うはずですが、色系統が違うというのは、こういう感じになることですね。一見すると合わない感じですが、ずっと見ているとこれでも良いのか、という気がしています。
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[ 2015/02/11 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(2)

モチーフは

本当に、グラデーションの美しさは見ていて飽きませんね。
ところで、この帯の柄についてはここまで触れられていませんが、モチーフは何なのでしょうか。
抽象柄と見ることもできるでしょうが、私は、色合い、それに光沢の加減から螺鈿細工を思い浮かべました。もっとも、元の螺鈿細工が抽象模様という場合も多いですが。
地色が黒だとそのイメージになり過ぎる気がするので、柔らかいグレーというのもちょうどよい感じです。
[ 2015/02/12 04:03 ] [ 編集 ]

わからないことの意味

花也の表示では「華文」といい加減なタイトルがついているのみで、本歌はわかりません。本歌が、正倉院御物や名物裂のように本で調べればわかる程度のものであれば、それとわかるようなタイトルにするのですが、それ以上のものであれば、出典がわからないようなタイトルにすることが多いです。
龍村の帯のタイトルも正倉院ならそれを匂わすようなタイトルをつけますが、自力で外国のモチーフなどを探してきた場合は、煙に巻くようなタイトルが多いですよね。
私が思うにそれは意匠権対策で、他社に真似された時に、出典を教えてしまうと、たまたま同じものを参考にしただけだと言い逃れされてしまうが、出典がわからなければ真似しましたと白状せざるを得ないからだと思います。
[ 2015/02/13 18:22 ] [ 編集 ]

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