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龍村の袋帯「彩香間道」の帯合わせ

第二千九百七十四回目は、龍村の袋帯「彩香間道」の帯合わせです。

今日も紬ですが、この間道の帯が、縞や格子に合うか試してみました。紬の工程の中でもっとも高度な技術を要するのは絣の工程です。紬と言えば絣、というイメージがありますが、紬の産地は日本中たいていの県にありますが、絣を伝統として持っているのは、じつは多くありません。特に分業しない個人作家はほとんど縞と格子までで、おしゃれだなあと思っても格子のバリエーションで配色が上手いだけというものが多いです。

というわけで、いろんな紬に合わせることができるというのならば、縞や格子にも合わせる必要があるので、今日は縞や格子で合わせてみます。間道の帯に縞の着物を合わせたらどうなってしまうのでしょうか。最悪のばあい、チェッカーズの「ギザギザハートの子守歌」の時の衣装になってしまうのではないかと思います。

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いちばん上の写真は、久米島紬の格子と合わせてみました。帯は、間道と言いながら横段も有って、格子とも言えます。格子どうしがシンクロするような帯合わせということになります。同じ格子でも、帯が多色であるのに対し着物が単色、帯と着物で格子の大きさが違う、というようにパターンが違えば違和感はないようです。

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写真2番目は、仲井間香代子の首里織と合わせてみました。技法はロートン織です。ロートンというのは縦縞で、経糸の一部が紋織になるものを言います。裏も経糸が浮いていてちょっと不思議(常識では表で経糸が浮いていれば、裏は緯糸が浮いていますよね。)なのですが、経糸はじつは半分ずつになっていて、その中を緯糸が通っています。

縞に縞の帯合わせですが、一方が単彩であれば違和感は少ないようです。

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写真3番目は、秦荘紬と合わせてみました。単純なパターンの絣も併用しているので縞や格子とはいえないですが、縞にも格子のも見える幾何学パターンです。配色が良いので許されるかな。

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写真4番目は、郡上紬を合わせてみました。これはダメですね、帯がカメレオンで、カモフラージュして隠れているように見えます。やはり、同じパターンどうしで合わせるは、一方は単彩であるべきですね。
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[ 2015/01/25 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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