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龍村の袋帯「秋景」の帯合わせ

第二千九百六十三回目は、龍村の袋帯「秋景」の帯合わせです。

秋をテーマにしつつ、帯の模様と重ならない着物を合わせてみました。今日は特に中井淳夫さんの訪問着から選んでみました。

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いちばん上の写真では、中井淳夫さんのダンマル描きと金泥で落ち葉を描いた訪問着を合わせてみました。着物のオクミ辺りをよく見ていただくと青い点があります。それは虫の絵です。この虫の絵のために個性的な着物になっています。帯合わせとしては、金泥による表現なので帯と全く違った雰囲気になっており、模様が重なる感じはありません。ナナカマドの葉が散っているように見てもらえるとありがたいです。

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写真2番目では、中井淳夫さんの染め分けに紅葉を描いた訪問着を合わせてみました。池に落ちた紅葉の葉が前後左右自由に流れていく様子だと思います。

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写真3番目は、中井淳夫さんのぼかしの取り方の中に紅葉を描いた訪問着を合わせてみました。地味な配色ながら存在感がある作品です。

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写真4番目は、中井淳夫さんの光悦の色紙をテーマにした訪問着を合わせてみました。地色を含めた4色は、いずれも中井さんの使うレギュラーメンバーともいうべき色です。金泥で秋草が描かれていますが、当初は光悦の書を写したバージョンもあったようです。

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写真5番目は、中井淳夫さんのよくわからない訪問着を合わせてみました。落ち葉を掃くおじいさんは何者か、なぜ落ち葉を掃いているのか、謎の作品です。

こうして見ると、中井淳夫の作品はそれ自体で完結している芸術作品のように見えて、じつは帯を受け入れる余裕があるということがわかります。
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[ 2015/01/14 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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