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藤井絞の辻が花写しの六通の名古屋帯の帯合わせ

第二千九百四十八回目は、藤井絞の辻が花写しの六通の名古屋帯の帯合わせです。

今日は、紬に合わせてみます。辻が花というのは、染織史では室町時代から桃山時代までの権力者の衣装ですから、それを再現したものもまたフォーマルであるべきと思います。実際に、辻が花模様のフォーマルな訪問着などはよく作られていますが、辻が花を帯にした場合、なぜかカジュアルな紬によく合ってしまうんですよね。

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いちばん上の写真は、白鷹紬を合わせてみました。水色と紫と黄緑の3色が綺麗なこの帯に、ベージュを合わせてみた例です。白鷹というのは、経産省の伝産マークの分類では「置賜郡の紬」になります。白鷹はお召の方が有名ですが、紬も織られていて、これは手紡ぎの糸を使った手織りの織物です。

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写真2番目は、大城カメの琉球絣を合わせてみました。3色のこの帯に、さらに多色を合わせてみた例です。琉球王家時代の御絵図帳にありそうな技巧的でありながらおおらかな、そして華麗な織物です。

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写真3番目は、永江明夫の薩摩絣を合わせてみました。3色のこの帯に、藍染の紺を合わせてみた例です。歴史に登場する「薩摩絣」とは琉球絣のことで、薩摩藩が本当の産地を知られないために「薩摩絣」とネーミングしたといわれます。現代の「薩摩絣」は大島紬の有名メーカーである東郷織物が大島紬の技法で制作している木綿の絣です。大島紬の木綿バージョンというわけですが、木綿の方が糸が切れやすく織るのは難しいということです。

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写真4番目は、郡上紬を合わせてみました。3色のこの帯に、多色の格子を合わせてみた例です。

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写真5番目は、佐藤トシの南部紬を合わせてみました。3色のこの帯に、似た色を含む縞を合わせてみた例です。
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[ 2014/12/30 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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