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千切屋治兵衛の名古屋帯の帯合わせ

第二千四百九十回の作品は千切屋治兵衛の名古屋帯の帯合わせです。

昨日に続いて、藤岡さんの名古屋帯の帯合わせです。今日は紬に合わせてみました。着物と帯は、友禅どうしで合わせるよりも、紬と友禅で合わせる方が楽ですね。

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いちばん上の写真は、みさやま紬と合わせてみました。松本市三才山の作家横山さんが織っている紬で、主に室町の加納が扱っており、この作品も別織であることを示す加納のマークが入っています。

一見素朴な草木染の真綿の紬ですが、よく見ると格子の色がとても彩り豊かで、こういう鮮やかな色が、信州で草木染で染められていると思うとありがたみがありますね。ただし、鮮やかな色の分量は少ないので、離れてみれば茶色の紬にすぎません。でも、友禅の帯と合わせると、その見えない色が見えてくるのか、色が連動して帯合わせに一役買っているような気がします。

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写真2番目は、紺系の紬にも合うかどうか、ということで、青戸由美江さんの出雲織と合わせてみました。出雲織のタイトルは、「昔絣」です。いちばん上の写真の例で茶系の紬にはしっくり合うことがわかりましたが、青戸さんの透明感のある藍染とはどうか、試してみました。

青戸さんの存在感のある藍の色で、上品な友禅の色が負けてしまうのではないかと思いましたが、ザクロの葉と桑の実の青のおかげで、何とか調和しているように見えます。

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写真3番目は、沖縄のロートン織で、「織の会ヌヌナス」によって織られたものです。こちらも紺系の紬にも合うかどうか、という例で試してみました。やはりザクロの葉と桑の実の青のおかげで、普通に合っちゃってますね。葉を自然な緑ではなく、多色で描くことを発案した昔の人に感謝ですね。

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写真4番目は、大城カメの晩年の紬を合わせてみました。琉球王朝時代の御絵図帳にある沖縄伝統の織物の特長の1つは、技術の高さとともに、おおらかさだと思います。この作品も、絣の細かさなど技術的な見どころもありますし、色も華やかですが、同時におおらかさも感じます。帯合わせも意外と上手く収まりました。

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[ 2013/09/26 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(2)

良い帯ですね。

帯合わせをみていると、白地がベースという事もありますが
色々な着物に合う良い帯ですね。個人的には野口の市松の着尺と
青戸由美江さんとの合わせが好きでした。
柄に関しては石榴は判りますが、もう1つは桑ではなく、紫式部かと思ってしまいました。
植物を絵にされると同定は難しいですね。
[ 2013/09/27 17:40 ] [ 編集 ]

ホームページ拝見しました

KEIさま、ホームページ拝見いたしました 質の高いコレクションで、全部見ていたら、時間が過ぎてしまい、コメントが遅くなってしまいました。私は鑑賞陶器が好きなのですが(使える陶器は使うのが面倒なため、使わずに済む鑑賞陶器が良いのです)、なかなかレベルが高くて面白いですね。ぜひ、皆様もお暇があったらご覧ください。
http://agcat.net/
[ 2013/10/01 17:13 ] [ 編集 ]

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