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おび弘の袋帯の帯合わせ

第二千九百四十四回目は、おび弘の袋帯の帯合わせです。

帯合わせでいちばん難しいのは紅型です。なぜ難しいのか、3つの理由を考えてみました。

①紅型は多色の総柄で余白部分がほとんどないこと。総柄であるために帯の柄とつながってしまうので、無地系の帯しか合わない。総柄という点は更紗と同じであるが、更紗は茶系など一定の色合いのものが多いが、紅型は多色。

②紅型は顔料を使っているため色が強いこと。着物と帯では帯の方が面積が小さいので、帯の色が強い方がバランスがとりやすい。友禅の着物に対し西陣の織物が合うことや、無地系の紬に対し多色の型染の帯が合うのはこのためである。着物の色が強いとそれ以上強い帯を見つけなければならない。

③紅型は価格が高いこと。無地系の帯が合うということはわかっているが、無地系の帯というのは組織が単純なので、価格が安いものが多い。一方、紅型は高いので不釣合いになる。価格の高低によって帯合わせをするわけではないが、ユーザーは革命家でも教祖でもないから世間の目が気になり、価格を評価基準にしてしまう。

①~③を踏まえ、どういう帯が合うのかと考えると、まず特殊な素材を使って無地系でありながら高級な帯、模様がある場合は、模様の周囲に無地部分があって、着物の柄と帯の柄が引き離されている帯、ということになります。この帯は全面に本金の引き箔を使いながら無地部分が多い帯なので、条件に合いますね。

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いちばん上の写真は、城間栄喜と合わせてみました。

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写真2番目は、玉那覇有公と合わせてみました。

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写真3番目は、藤村玲子と合わせてみました。

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写真4番目は、伊差川洋子と合わせてみました。

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写真5番目は、城間栄順と合わせてみました。
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[ 2014/12/26 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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