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三勝の浴衣

第二千八百九十七回目の作品として、三勝の浴衣を紹介します。

いまどきなぜ浴衣?と思われるかもしれませんが、当社はかつての城南電機の社長の「季節品は季節はずれに買い、季節はずれに売れ」という言葉にしたがって商売をしています。季節品を季節はずれに安く仕入れれば儲かるだろう、というのは誰でも考えることですが、「季節はずれに売れ」というのは、城南電機の社長でないと思いつきませんよね。

少し昔、夏に浴衣を着る人がほとんどいなかったとき、呉服業界は、戦前のようにみんなが浴衣を買ってくれると良いと願っていました。ところが、今は花火大会など夏の行事には若い人が制服のように浴衣を着るので、その願いは意外にあっさりかなってしまいました。しかし、そうなると浴衣はインクジェットで大量に染められ、海外で仕立てられ、スーパーで大量に売られるようになり、呉服屋は蚊帳の外になってしまいました。

呉服屋というのは、砂漠とか深海だけで生きている希少な生物なのかもしれませんね。環境が良くなると、他の生物に住処を追われてしまいます。今日紹介する浴衣は、そんな希少種を連想させる意匠を集めてみました。スーパーで売っていないもの、という基準で商売しているものですから。

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いちばん上の写真は、反物の幅を写真の幅として撮ったものです。涼しげ、とは言えないためにあまり使われない茶色地に、縞のように並べられた葉です。葉というモチーフの柔らかさが、縞の粋を和らげています。

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写真2番目は、反物の幅を写真の幅として撮ったものです。巨大な麻の葉模様です。手描きのようなタッチが個性ですね。

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写真3番目は、反物の幅を写真の幅として撮ったものです。白地に色と縁差が違う縞です。

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写真4番目は、反物の幅を写真の幅として撮ったものです。じつは先染めなので、木綿の織物と言うべきでしょうか。

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写真5番目は、4番目の浴衣の生地を拡大したものです。

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[ 2014/11/08 ] カジュアル | TB(0) | CM(0)

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