花也の付下げ「白川女」の帯合わせ

第二千八百八十五回目は、花也の付下げ「白川女」の帯合わせです。

今回の着物は、糊糸目に凄味さえ感じる作品ですが、それに合わせる帯を考える時、同じように凄味を持った帯を合わせるか、凄味を緩和する帯を合わせるか、どちらかのように思います。

どんな帯が凄味がある帯で、どんな帯が緩和する帯なのか、ということですが、おそらく答えは、優れた作品は凄味と温かみがあって、だめな作品は両方ともないということでしょう。この着物は良い帯しか合いそうもありませんね。今回は客観的な基準として、色を基準とし、色数を増やす帯と増やさない帯を合わせてみたいと思います。今日は増やさない方です。

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いちばん上の写真は、龍村の袋帯「海音光映錦」を合わせてみました。龍村の上の方のランクの帯で、着物に負けない凄味があります。凄味のあるどうしの組み合わせを考えてみました。

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写真2番目は、北尾の綴の袋帯「金繍本願寺道長文」を合わせてみました。北尾の綴は、地は綴組織ですが、模様は絵緯糸による表現をしていますから、裏に渡り糸があります。金と無彩色のみの都会的な配色の帯なので、色数を増やさない帯合わせですね。

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写真3番目は、梅垣の袋帯「蒔絵花鳥文」を合わせてみました。タイトルから本歌は蒔き絵と推測できます。地は蒔き絵と見まごうような極細の本金の引き箔の糸です。

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写真4番目は、帯屋捨松の袋帯「牡丹唐草文」を合わせてみました。太い引き箔で名物裂の牡丹唐草を表現したシンプルな意匠ですが、地の部分の緯糸全体に細い引き箔の糸が織り込まれていて、重厚な雰囲気になっています。また白とピンクのグラデーションになっているので、名物裂の格調の高さと共に優しさもあります。
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[ 2014/10/27 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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