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千切屋治兵衛の着尺の帯合わせ

第二千八百六十一回目は千切屋治兵衛の着尺の帯合わせです。

今回の着物は、季節もなく色もなく、どんな帯に対しても背景を務めてくれる帯だと思います。帯合わせの自由度が大きすぎて、かえって何をしたら受けるのかわからないところですが、とりあえず今日は龍村の名古屋帯を合わせてみます。

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いちばん上の写真は、龍村の名古屋帯「芦映文」を合わせてみました。

芦を直接描くのではなく、水に写った情景という設定で、植物文というよりも波に揺らいでただの曲線模様になっています。色も元の植物の色ではなく、水に写って彩度が減少した感じに表現されていて、西陣らしい金糸の織は波の光の反射の表現でしょう。どんな帯でも合う着物だからこそ、色も少なく模様も具象っぽくない帯を選んでみました。

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写真2番目は、龍村の名古屋帯「花宝文」を合わせてみました。龍村の名古屋帯としては珍しく六通です。

当たり障りのない帯合わせとはどんなものかと考えて実践してみました。面白くないのが欠点ですが、面白さを試せるのは、このブログがエア帯合わせだからで、実際に自分で買ってコーディネートするなら、こんな感じではないでしょうか。

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写真3番目は、龍村の光波帯「花鳥梅花文錦」を合わせてみました。本歌は正倉院御物で色は緑系です。裂の意匠に和様の趣があることから、正倉院の裂の中でも後期に収蔵された日本製のものといわれます。これはグレー地で、上品なおばあさんをイメージしてみました。

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写真3番目は、龍村の光波帯「花鳥梅花文錦」を合わせてみました。上の色違いです。赤系になると年齢が若くなるか、という実験です。この裂のシリーズには、本歌に近い緑を含めて3色あります。
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[ 2014/10/03 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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