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藤井絞の辻が花写しの名古屋帯の細部

第二千七百八十一回目は藤井絞の辻が花写しの名古屋帯の細部です。

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辻が花の作家には、生地を絞ってから染料に浸ける「本来の絞り」をしている人と、生地を絞っても染料に浸けず、絞った部分に筆で着彩する人とがいます。絞りの技法としては後者はニセモノということになりますが、創作品としてみれば完成品の出来だけが重要で、絞りの技法はどうでもいいことになります。

実際に桃山時代の辻が花も、絞ってから染料に浸けていない可能性もあります。当時は最先端のファッションであって伝統工芸ではなかったのですから、技法の正当性が問われることはあるわけないですよね。

しかしながら、辻が花作家に絶対必要な条件というのはあります。それは絞りではなく描き絵が上手いことです。絞りが下手なら基本の技法だけしていれば作品としては成り立ちます。特殊な技法を披露することよりも、配色が上手い方が作品には大事ですから。しかし、描き絵が下手だと作品は成り立ちません。人気作家は例外なく描き絵の名手です。

この作品はどうでしょうか。これだけ近接しても描き絵で破たんしているところはありませんね。
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[ 2014/07/16 ] 絞り | TB(0) | CM(0)

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