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花也の経絽の付下げの帯合わせ

第二千七百五十九回目は花也の経絽の付下げの帯合わせです。

前姿に葡萄の蔓、後姿にワイングラスということでテーマが一貫しています。その間に帯を差し挟まなければならないとすれば、それはどんな帯でしょうか。意味で合わせようとすると悩ましいので、色や雰囲気だけで考えた方が良いかもしれません。

帯合わせで考えることは、帯の色は着物の色と対照的な白や明るい色が良いのか、それとも同系の黒や暗い色が良いのか、帯の模様は着物と重なる植物文でも良いのか、それとも幾何学文や霞の方がいいのか、等々ですね。

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いちばん上の写真は、織悦の紗の袋帯を合わせてみました。芒と露がテーマということで、葡萄とワインに対し意味的なつながりを求めることは難しいですね。しかし、墨色の着物に対し白い帯というコントラストはきれいですし、模様もすっきりしていて良いのではないかと思います。帯合わせなんてそんなものでしょう、学術論文ではないのですから。

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写真2番目は、織悦の紗の袋帯を合わせてみました。菊と流水がテーマということで、上の作品以上に葡萄とワインに対し意味的なつながりを求めることは難しいですね。この着物を着てワインパーティーに行こうと思う人には、菊では雰囲気を壊すと思われるかもしれません。ここでの目的は、単彩主義の花也のこの作品に対し色を加えてみることです。織悦の色は透明感があるので、多色でも都会的ですね。

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写真3番目は龍村の絽の袋帯「彩簾文」を合わせてみました。濃い地色どうしの組み合わせです。同系色は大人っぽい雰囲気になりますね。模様は簾ですから、葡萄とワインに対して、意味的には合いもしませんが邪魔もせず、中立と言ったところでしょう。着物のいろいろな模様に対し、意味的に中立を保つ帯というのは便利で貴重ですね。

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写真4番目は、紫絋の紗の袋帯「琳派秋草文」を合わせてみました。ここでこの帯を使った理由は、赤。黒地に白揚げの着物に対し、菊の赤を効き色に使ってみました。無彩色の中に限定された赤を使うと、妖しく大人っぽくなりますよね。
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[ 2014/06/24 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(2)

ワイン愛好家

毎日ワインを飲んでいるワイン愛好家としては、帯はボルドー色の
羅の八寸など如何でしょうか?
または白ワインの少し黄味がかった(まあ生成り色でしょうか)の羅に
帯揚げと帯締めを赤ワイン色で!・・・・今日は暑いので白を飲みますが
いつもはボルドーの赤を愛飲している着物好きの戯言でございました!
[ 2014/06/24 17:40 ] [ 編集 ]

ボルドー色→まさにおっしゃる通りです

こういう着物はワインパーティーに着て行きたいという方もいらっしゃるでしょうね。そのばあいは高度な帯合わせが要求されると思います。意味で高度にするのは難しいですね、葡萄の模様では重複するし、葡萄産地の風景とか、ディオニゾス神とか、バッカス祭の情景とか、そんな帯つくらなくてはないですよね、しかも夏帯で。
であれば、色で高度にするよりないです。帯をボルドー色にするか、帯が白なら帯締めと帯揚げをワイン色にする、まさにおっしゃるとおりです。
じつは、このテーマの結論として未発表の帯を用意しています。同じ発想でした。
[ 2014/06/25 01:33 ] [ 編集 ]

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