2017 09123456789101112131415161718192021222324252627282930312017 11

大羊居の名古屋帯「楽園」の細部、かわいい動物

第二千七百五十二回目は大羊居の名古屋帯「楽園」の細部で、かわいい動物というテーマで撮ってみました。

着物の模様で、「かわいい動物」が描かれたものは売れ残るということはまずありません。私は「かわいい動物」模様に遭遇したら必ず仕入れることにしていますが、販売効率が良いため、店に在庫としては溜まりません。しかし、作者が「かわいい動物」を狙って描いても、かわいくない動物もありますよね。その差はどこにあるのでしょうか。私はかわいい動物になるためには見る人が感情移入できる必要があり、かわいいはずなのにかわいくないというのは感情移入できないのだと思います。

IMG_9913.jpg
いちばん上の写真は腹文にいる鳥です。乳幼児のような無垢な顔をしています。うちの子にもこんな時があったなあ、と思う時、それが感情移入ですね。

IMG_9915.jpg
写真2番目は腹文にいるうさぎです。どちらのうさぎも白いですが、刺繍が金糸と銀糸で色分けしてあります。あしらいで個性を創るということもできるようです。

IMG_9920.jpg
写真3番目は近接はお太鼓の鳥です。必要最小限の色挿し+重厚なあしらいという組み合わせです。普通の友禅の表現は、濃厚な色彩+限定されたあしらいですから、ちょっと目新しく新鮮な感じがあります。

IMG_9917.jpg
写真4番目はお太鼓の象の近接です。象本体は輪郭の刺繍のみで、象の装飾品に対しては重厚な刺繍がされています。あしらい(独立した作品としての刺繍ではなく、友禅を部分的に強調する刺繍)をする際のコツを見せてくれていますね。

IMG_9918.jpg
写真5番目は摩耶夫人のような人物と車の装飾です。支柱やカーテンは手前側にはあしらいがありますが、向こう側にはありません。あしらいは遠近感の表現にも使われるようです。
スポンサーサイト
[ 2014/06/17 ] 友禅 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://shirokiyagofukuten.blog.fc2.com/tb.php/316-7d7c9af4