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花也の名古屋帯の帯合わせ

第二千七百二十回目は花也の名古屋帯の帯合わせです。

花也の名古屋帯の帯合わせは今日で終わりにしようと思いますが、最後は帯合わせの中で最も難しい紅型との相性、それから私が掲載しないのはもったいないと思う帯合わせです。

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いちばん上の写真は、城間栄喜の紅型の着尺を合わせてみました。紅型に合う帯の条件は、①紅型の柄は多色でごちゃごちゃしているので、無地または模様の周囲に余白がある帯、②紅型は顔料で染めてあるため色がくっきりして迫力があるため、その迫力に負けない帯、③紅型は高価であるため、それと釣り合いが取れる高価な帯という3つです。③の条件はあまりにも低俗・無教養と思うかもしれませんが、無視できない人間の心理です。

しかし、ごちゃごちゃ柄に合う無地系の帯は、組織や加工が簡単なため迫力もなく価格も安いので、①~③の条件が同時に満たされることはない、だから難しいのです。今回の花也の帯は、刺繍であるため模様が少なくて余白が多くても迫力があり、紅型に合うありがたい帯だと思います。

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写真2番目は玉那覇有公の紅型の着尺を合わせてみました。帯には、黄緑、オレンジ、水色、紫、白という多色の刺繍がありますが、その5色のそれぞれが、紅型に使われている多色のいずれかに対応しているので、帯合わせとしては「許容できる」というよりもっと積極的に連携していますね。

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写真3番目は大城カメの琉球絣を合わせてみました。沖縄の伝統的な意匠である手縞ですが、鮮やかな反対色を経緯に織り込んでもなお、透明感があって爽やかな雰囲気です。この都会的な雰囲気もまた沖縄の伝統だと思います。御絵図帳にもありますからね。

多色でありながら都会的、ということが共通なので相性が良いと思い、合わせてみました。

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写真4番目は久留米絣を合わせてみました。絣の手括りと手織りは 田中キヨ子、藍染は森山虎雄、タイトルは「古代物語」、重要無形文化財のラベル付です。四角がきちんと整列したデザインですが、帯のよろけた横段と対照的で面白いと思い、合わせています。
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[ 2014/05/16 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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