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花也の名古屋帯の帯合わせ

第二千七百十九回目は花也の名古屋帯の帯合わせです。

今日は「アールヌーヴォー亀甲抜取間道」の帯を小紋(染めの着尺)に合わせてみました。野口の着尺を使っていますが、今回の帯合わせののルールは明快で、刺繍の横段の色と合わせています。白を除いて、紫、黄緑、オレンジ、水色の4色です。いろいろ試してみましたが、野口の着尺ばかりになってしまいました、やはり色に濁りが無くきれいなんですね。

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いちばん上の写真は、紫のグラデーションの横段に干菓子の模様の着尺を合わせてみました。

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写真2番目は黄緑地の更紗を合わせてみました。

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写真3番目はオレンジ色の地に意匠化された多色の花模様を合わせてみました。

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写真4番目は水色地の横段の梅の花の模様を合わせてみました。
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[ 2014/05/15 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(2)

ネーミング

続けてコメント失礼致します。前日の「京友禅の意匠史としてサブ美術史扱い」
と言うのは訳がわかりません。これは「着物の意匠だけは本来の意味と離れてもオーケー」の
意味でしょうか?それは厳しいようですが、これからはますます買い手には
通じなくなると思います。着物はある意味美術工芸品のジャンルに近くなって行くかも
しれません。そうなると美術史に詳しい客も増えるのではないでしょうか?
良いデザインなのですから、何もそんなネーミングしなくてもういいのに?と思います。
また花也にしても、前述したイヴドロームにしても所謂高級ブランドですよね?
イヴドロームはピロケースで2万近い価格帯です。(中味なしです)
しかも19世紀はまだフランスではジャガード織りのカシミールショールを
作っていた年代ですから、19世紀につけられたネーミングではなく、去年の
ネーミングです。まあ誤解を恐れずに言えば、今流行りのキラキラ浴衣に
どんなネーミングをしようと構わないと思うのですね。
そういう物と認識していますから・・・・でも花也や洛風林、イヴドロームで
それは・・・・如何でしょうか?ちなみにビルマ、ラングーンの宗主国がフランスで
カシミール、インドは英国領です。デザイン史の研究家の資料に載っていない事だけは
断言できます。
・・・とうるさい事を書きましたが、今回の帯合わせは
黄緑の更紗との合わせが、爽やかで素敵ですね!
五月の爽やかな風の中、こんな取り合わせの着物姿の方にすれ違ったら
思わず振り向いてしまいそうです!
[ 2014/05/15 16:53 ] [ 編集 ]

受容史です

最近は「大正レトロモダン・・・」などのタイトルで、昔のデザイン集が復刻されつつありますが、それを見ると、本場とそれほどタイムラグが無くアールヌーボーやアールデコのデザインを取り入れています。しかし体系的なものではないので剽窃といわれかねないようなものです。後に体系的に勉強した人から見れば馬鹿らしいものでも、彼らは不鮮明な資料を見ながら必死で真似たのであり、それが受容の歴史なのですから仕方がないのです。現在の京都の友禅界は、当時の下絵集などを自らの歴史として保存しており、「アールヌーヴォー亀甲」はタイトルも含めて彼らが蓄積した財産でしょう。西洋の美術を受容してきた歴史ということで、「現在の正しい知識」によって上書きしてしまうよりも、それ自体を研究対象とすべきだと思います。

ラングーンは、19世紀、正確に言えば帝国主義が肯定されていた時代のネーミングだと思います。彼らはアジア的なモチーフに対し自分たちが植民地支配している国や都市の名前を付け誇りにしたのでしょう。中身などどうでもよく割り振るようにネーミングしたのでしょう。彼らの見本帳にそれが残っているのは帝国主義の残滓であり、彼らにとっては残したい歴史なのだと思います。今回、新しい商品にそのネーミングを起用した人の深層心理には、他国を植民地にしていたことを誇るような下劣なものがあるかもしれません。
[ 2014/05/17 16:55 ] [ 編集 ]

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